豆満江を渡り再び北朝鮮へ
(文) チャン・キルス

流れの速い豆満江をわたる ミング兄さんと、命がけで豆満江を越え、再び北朝鮮に戻らなければなりませんでした。 ―キルス

流れの速い豆満江をわたる
ミング兄さんと、命がけで豆満江を越え、再び北朝鮮に戻らなければなりませんでした。 ―キルス

 

北朝鮮側の川辺に着いてすぐ、ぼくはびしょぬれになった服をしぼり、急いで身につけた。それから知りあいの家に向かって歩き出した。
目ざしていた家にほとんど着いた時であった。道の向こうから来た普段着を着た2人の若者がぼくたちを呼びつけ、来いと言った。

ミング兄さんはとっさに持っていた中国のお金をトウモロコシ畑の脇の草むらに放った。ぼくもすばやく1枚の100ドル札を口に入れた。
彼らは道の安全局の安全員(警察官)だった。

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