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1 寺洞(サドン)区域[6]

2008年12月取材
取材:リ・ソンヒ/解説:石丸次郎/整理:リ・ジンス
■美林(ミリム)洞[I]
美林洞は平壌の中心から東部に位置する。すぐ北側を流れる大同江には水力発電所があり、それに連なって北朝鮮の三大閘門(こうもん)の一つである美林閘門がある。

一九七〇年四月三日、日本の赤軍派によって乗っ取られた日航機よど号は韓国の金浦空港を経て平壌に到着した。その時着陸したのが軍用の美林飛行場であった。この美林飛行場は現在も使用されており、〇八年九月の建国六〇周年記念式典の軍事パレードの際には、ミサイルや軍用トラックなどの兵器や装備を、ここ経由で運び込んでいたといわれる。

リ・ソンヒが撮影した映像に軍人の姿が数多く見えるのも飛行場と関連した部隊が駐屯しているからだと思われる。
リ・ソンヒはカメラを回しながら、美林駅から出た線路の脇を中心に歩いていく。美林駅は平徳線(平壌縲恣ソ川間)の駅であり、前出の松新(ソンシン)駅の次の駅にあたる。

山の方には湖があるなど風光明媚な土地が広がっており、幹部の別荘などもある。しかしながら総じて平壌の中でも未開発の最も落伍した地域の一つに挙げられる。
こちらの撮影もすべて二〇〇八年一二月。
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