第7回 アパート街は巨大な闇市場と化していた
続々と人が集まってきた。夕暮れの首都平壌の中心部・楽浪区域のアパート街。その群れは1万人ほどになるか。政府に動員されたわけでも、行事が行われて来ているわけでもない。皆さん、自発的にモノを売り買いするために来ている。何を売っているのか、どんな表情なのか、北朝鮮の官製メディアや、外国メディアの公式取材では絶対に撮れない、平壌市民の素の表情に注目。
(取材・撮影:リ・ジュン 2007年8月 平壌 楽浪地区 01分42秒 )

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金正日政権は「首都平壌は発展する革命の首都」という虚構を作るために、外国から訪問者には、常に見栄えの良いところだけを見せてきた。
リ・ジュンら北朝鮮内部の取材チームは平壌に潜入、知られざる北朝鮮の首都の姿を撮影するのに成功した。300万とも言われる人が暮らす平壌、その裏通りには、商売に励みたくましく生きる民衆の姿があった。

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動画 (01分42秒)  (C)ASIAPRESS

金正日政権は「首都平壌は発展する革命の首都」という虚構を作るために、外国から訪問者には、常に見栄えの良いところだけを見せてきた。

リ・ジュンら北朝鮮内部の取材チームは平壌に潜入、知られざる北朝鮮の首都の姿を撮影するのに成功した。300万とも言われる人が暮らす平壌、その裏通りには、商売に励みたくましく生きる民衆の姿があった。

 

20110216_pyon_07_02市楽浪区域のアパート街がこんな有様になっていたなんて、北朝鮮人以外の誰が知っていただろう。凄まじい数の人々が、アパートの入口に向か う通路に集まり、物を売っている。目的は、当然現金を得るためである。もっとも待遇がよく、また、もっとも統制の厳しい平壌でも、市場経済が爆発的な拡が りを見せていることが、如実にわかる映像だ。それは誰かに教えられたり、指示されたりしてできものではない。

民衆が生き抜くために、より豊かになるために活動した結果なのである。

平壌・楽浪(ランラン)区域

平壌・楽浪(ランラン)区域

 

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