「政治小国メディアの公然誹謗」という題で、日本メディアの北朝鮮報道を非難する朝鮮中央通信の論評。(朝鮮中央通信ホームページより引用)

 

◆朝鮮中央通信論評「日本保守言論の敵対行為」と

26日、朝鮮中央通信は「政治小国メディアの公然誹謗」と題した論評を発表。時事通信、東京新聞、朝日新聞を名指しして、日本メディアの北朝鮮報道を非難した。
昨年12月に金正日総書記の死亡によって、金正恩氏への世襲後継体制作りを急ぐ北朝鮮政権が、外国メディアの報道に神経質になっていることが窺われる内容だ。

以下は、朝鮮中央通信論評の訳文。
我が民族の大国葬の後、日本保守言論の敵対行為がさらに露骨化している。
1月初め、日本の時事通信が我々の最高尊厳に触れながら「人民の思いを演出」という戯言を吐いたのに続き、「東京新聞」は南朝鮮の人間のクズどもの謀略資料で騒いでいる。

22日には、右翼勢力の侍女に転落した「朝日新聞」が、朝鮮での「万が一の事態」を語り中国軍隊の「平壌進入可能」説まででっちあげた。
日本保守言論たちの卑劣でつまらない面貌そのままの妄動である。
世界には国も大衆報道手段も多いが、喪服を着ている隣国に毒舌を吐き散らす日本保守言論のような道理外れの言論はない。

政治小国の言論らしい彼らのみみっちく粗悪な根性を、世界は今しっかりと見た。
日本保守勢力が御用手段を通じて歪曲と虚偽で一貫した謀略報道をずっと出し続ける目的は、我々に対する不信と敵対感を国際化し、共和国に対する圧殺陰謀を実現しようとすることにある。

朝中関係に楔(くさび)を打つような報道も、究極には我々を対外的に孤立させて、我々の軍隊と人民の高邁な前進を遮ろうとする敵対的目的の表れである。
これは朝鮮に対する悪辣な政治的挑発である同時に、テロ行為、侵略行為である。
朝日関係を激化させるこのような盲動は、東北アジアの緊張緩和を望む時代の要請に合わないばかりか、日本にとっても良い結末をもたらさないだろう。

日本の反動たちが騒ぎ立てるほど、我々の軍隊と人民はさら気勢を高め、力強く前に進むであろう。
【石丸次郎】

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