ミャンマー(ビルマ)を21年間にわたり取材を続けているフォトジャーナリスト宇田有三 さん(50)の講演会が20日タイ・バンコクで行われ、軍政下で半世紀近く続いてきた「閉ざされてきた国」の変化をビデオを交えて3時間解説した。

ミャンマー(ビルマ)を21年間にわたり取材を続けているフォトジャーナリスト宇田有三 さん(50)の講演会が20日、タイ・バンコクで初めて行われ、15人が参加した。

2011年に「民政移管」した後、急速な経済発展が見込まれるミャンマーだが、昨年から頻発している仏教徒とイスラム教徒の衝突など、この国の変化には紆余曲折が待ち構えている。

宇田さんは、ミャンマーの変化を理解する上で必要な基礎的な情報を「ムスリムのロヒンジャ問題」を例にあげて、軍政下で半世紀近く続いてきた「閉ざされてきた国」の変化をビデオを交えて3時間解説した。

参加者からは、
「ミャンマーに対する見方が変った、少数民族の問題は根深そうだ。現地でビジネスを考えていた時期なので非常に参考になった」、
「20年に渡る徹底的な現場取材で収集した質の高い大量の情報を披露したので、迫力があった。タイでも問題になっているロヒンギャがなぜ迫害されるのか、その歴史的な背景からの解説で良く分かった。そして、普通の市民の人々が民衆化に命を懸けている勇気ある姿を見て、感動した」などの感想が寄せられた。
【泉 裕/タイ・バンコク】