アジアプレスが入手した、北朝鮮の2014年のカレンダー。1月8日の金正恩氏の誕生日は平日のままだ。(C)アジアプレス

アジアプレスが入手した、北朝鮮の2014年のカレンダー。1月8日の金正恩氏の誕生日は平日のままだ。(C)アジアプレス

◇三年は服喪期間との考えか 道徳性を強調との見方も

(ペク・チャンリョン)
北朝鮮の金正恩第1書記の誕生日が、2014年のカレンダーに祝日として表記されていないことが分かった。カレンダーは24日、中国で北朝鮮貿易商より入手した。

北朝鮮の映画と映画俳優を紹介するこのカレンダーによると、1月8日の正恩氏の誕生日は黒字で表記され平日となっている。他の祝日も13年のものと変わらないまま。

朝鮮民族の儒教的風習に則り、3年は喪に服し、道徳的をイメージを高める目的と見られる。北朝鮮の最高指導者は、「道徳と義理の最高の化身」であることを求められる点も関係していそうだ。

また、12月になって、張成沢(チャン・ソンテク)国防委副委員長を処刑するなど、血なまぐさい粛清劇を大々的に行った金正恩氏が、1月に迫った自身の誕生日を新たに祝日と指定することに負担を覚えた可能性もある。

★新着記事