北朝鮮は現代の国際スポーツ史において、国や人口の規模に見合わぬ輝かしい実績を誇ってきた。体育を国威発揚の有力な手段ととらえ、選手の発掘・育成に国 家的な努力を傾けてきた結果だ。しかし長期にわたる経済の停滞と、生活苦から来るモラル・ハザードの進行などが、朝鮮スポーツ界の屋台骨を蝕んでいる。本 稿の執筆者のキム・クッチョル(金国哲)氏(仮名)は約30年にわたって北朝鮮体育界で指導者として仕事をしてきた人物で、2011年に脱北して今は国外 に住んでいる。体育の専門家による貴重な体験を寄稿してもらった。(寄稿キム・クッチョル/訳・整理リ・チェク)
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毎年、故金日成主席の生誕日(4月15日)前後に開かれる「万景台賞体育競技大会」が、北朝鮮最大の国内スポーツ大会だ。写真は2013年の開会式の一場面。(朝鮮中央通信HPより引用)

毎年、故金日成主席の生誕日(4月15日)前後に開かれる「万景台賞体育競技大会」が、北朝鮮最大の国内スポーツ大会だ。写真は2013年の開会式の一場面。(朝鮮中央通信HPより引用)

 

朝鮮のすべての体育団では、選手は寮で共同生活を送りながら、トレーニングと試合に臨むことになっている。

トレーニングは、種目別チームの監督が作成したトレーニング計画に基づいて進められている。計画は一般的に、二~三年後を見据えた「展望訓練計画」、「年間訓練計画」、「月間訓練計画」、「週間訓練計画」に分かれる。

監督はトレーニング開始に先立ち、選手たちの前で様々な訓話をしなければならない。そして、その冒頭では必ず、金正日の「お言葉」の伝達と、金正日の「偉大性教養」を行う。

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本稿は、「北朝鮮内部からの通信・リムジンガン」第7号の記事に加筆修正したものです。北朝鮮スポーツ関連の詳しい内容は「リムジンガン」7号をご覧ください。詳細はこちら⇒

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