菅野芳子さん(左)が入院し、不安の中、見舞いに訪れた榮子さん。仮設住宅でひとり暮らしの榮子さんにとって、芳子さんの存在はなくてはならないものになっていた。(映画「飯舘村の母ちゃんたち 土とともに」より)

菅野芳子さん(左)が入院し、不安の中、見舞いに訪れた榮子さん。仮設住宅でひとり暮らしの榮子さんにとって、芳子さんの存在はなくてはならないものになっていた。(映画「飯舘村の母ちゃんたち 土とともに」より)

たくましいイメージのあった榮子さんが、気弱に見えたときが一度だけありました。芳子さんが大病をして手術した時のことでした。「何かあったらどうしよう」と、榮子さんは病院へ行くのをためらっていました。彼女が、ようやくお見舞いに行ったのは手術から10日後。息子家族と離れ、仮設住宅でひとり暮らしの榮子さんにとって、芳子さんの存在はなくてはならないものになっていました。芳子さんも、榮子さんがいるから辛い避難生活を乗り越えることができるのだと、改めて思いました。(つづく)
古居みずえ監督に聞く >>>(1)(3)

◆自主上映のお問合せは 映画「飯舘村の母ちゃん」制作支援の会まで
電話 090-7408-5126  FAX 03-3209-8336
メール iitate.motherprojects@gmail.com
「飯舘村の母ちゃんたち 土とともに」公式HP

【関連記事】
パレスチナ・ガザ緊急報告 古居みずえ(1)少女の家は破壊された
<小出裕章さんに聞く>今も続く緊急事態宣言 出口見えぬ汚染水対策
「熊取6人組」今中哲二さん最後の原子力ゼミ~「福島原発事故から5年」

★新着記事