北朝鮮では、厳しい出勤義務がある男性に代わって、生計を立てるために女性が外に出て働くのは当たり前である。50キロを超えるような背嚢を背負ったり、丸太を山から担いで降りる女性の姿は珍しいものではない。

重さに顔が歪む。山で切った木を薪にして売るためリアカーで10数キロ離れた都市に運ぶ農村女性たち。2005年4月清津市にてリ・ジュン撮影。(アジアプレス)

商行為が合法化された2003年頃から、帽子を被り化粧を施す女性が増えた。身だしなみに気を使う余裕ができたということなのだろう。それもまた、北朝鮮の女性のたくましさだと、私には映る。(石丸次郎)

しっかりメイクを決めて市場で雑貨を売る女性は、幅80センチの売り場の経営者である。2013年8月両江道の恵山(ヘサン)市場にて撮影。(アジアプレス)

 

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