シリア政府軍は東ゴータの東部地域から攻略をすすめている。軍事作戦は3週間におよび、空爆と砲撃に加え、地上部隊が展開。これまで東ゴータの東部地域を政府軍側が制圧した模様だ。(地図作成・アジアプレス)


◆シリア政府軍 東ゴータの半分ちかくを制圧か

シリア政府軍の激しい攻撃が続くダマスカスの反体制派エリア・東ゴータ(東グータ)。政府軍側はこれまでに半分近くを制圧した模様だ。東ゴータのサクバにいる地元フォトジャーナリストのアブドゥル・アルバセッド氏(28)とネット回線を通じて8日午後、現地の状況を聞いた。(玉本英子・アジアプレス)

政府軍の大規模軍事作戦が始まったのは2月18日。戦闘機による空爆では反体制武装組織の軍事拠点だけでなく、多数の住民も犠牲となっている。「国境なき医師団(MSF)」は2月18日から2週間の間に殺された民間人は少なくとも1005人、負傷者は4829人と伝えた。

住民の多くは、爆撃や砲撃から逃れるため、2か月以上にわたって地下シェルターに避難している。家具なども地下に持ち込まれていた。(2月23日・東ゴータ・アブドゥル氏撮影)


◆瓦礫に埋もれたままの遺体

東ゴータ・サクバで取材活動を続ける地元フォトジャーナリスト、アブドゥル氏は、住民の死傷者があいついでいると話す。

「爆撃や砲撃が止むことがありません。道が寸断され、移動することが難しくなりました。瓦礫の下に死んだ子どもたちがいるという情報を得ましたが、取り出せない。空爆があるため、遺体を埋めることもできません。病院の手術室の前に、負傷した人たちが列をなしている状況です」

空爆下、東ゴータの住民の状況を伝え続けてくれるアブドゥル氏。通信がつながるときに音声メッセージでやりとりをするが、回線は途絶えがちになった。
次のページ:通信環境悪化で住民の被害状況伝えられず...

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