平壌市中心部のアパート街で中国製のソーセージを売る女性。2011年7月モラン区域にて撮影ク・グァンホ(アジアプレス)

◆庶民の暮し隠して見せない金政権

北朝鮮の首都・平壌は、外部からの訪問者の行動範囲を徹底して制限し、見栄えの良くないものが外国人訪問者の目に触れないような仕組みを作ってきた。

平壌を取材するメディアの映像には、みすぼらしい格好の人も、大荷物を抱えて商売に励む女性の姿も映ることはほとんどない。
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平壌には特権階層だけが住むわけではない。他都市に比べ特別待遇があるとはいえ、200万を超える人口の大部分は、その日その日をなんとか暮らしている庶民たちである。

裏通りに入ると、懸命に生きる庶民の姿があるのだが、それが外国人の目に触れないよう隠すのだ。(カン・ジウォン)

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