ここで立っている人たちはプラカードを持ち、大きな声をあげるわけでもなく、無言で平和的なデモをしていた。1時間ばかりデモを続けていた人たちは、終了の時間が来て片付けようとしていた。そこにイスラエル警察が数人でやって来た。警官とデモ隊はヘブライ語で話しながら、もみ合いになっている。警官の一人はパレスチナの旗を奪っていった。

イスラム教徒の女性とユダヤ教徒の女性たちが同じ喫茶店でくつろぐ姿もある。(西エルサレム 2018年4月撮影・古居みずえ)

 

■イスラエルとパレスチナ■

1947年に国連は、パレスチナの土地に、アラブとユダヤの2つの国家をつくるという分割決議案を採択する。1948年、ユダヤ側はイスラエルを建国。それをうけ第一次中東戦争が起こり、70万人以上のパレスチナ難民が生まれた。2018年はイスラエルにとっては建国70年であり、同時にパレスチナでは故郷を失い、難民という苦難が始まって70年となる。

2017年126日、トランプ米大統領はエルサレムをイスラエルの首都として正式に認め、イスラエルの建国70年に合わせて、2018514日にアメリカ大使館をエルサレムに移転し、開設式典が行われた。一方、同じ日にイスラエルとガザ地区の境界で抗議するパレスチナ人たちに、イスラエル軍は実弾や催涙ガス弾を発射し、1日でおよそ60人のパレスチナ人が死亡した。

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