クルド自治区の学校調査をする武田さん。IVYは劣化した校舎の補修工事も行ってきた。(2018年5月:イラク・クルド自治区撮影:ワシーム・ジョージ)

IVYアルビル事務所の武田めぐみさんは、2年半にわたり現地でイラク北部地域の避難民を中心に支援活動を続けてきた。「去年、ISが去り、帰還する住民も増えた。しかし村落地域まで支援が回らない状況。教育は過激主義を防ぐ一番の方法。そのためには小学校再建が重要」と話す。

武田さんらIVYは今夏、避難生活で学校へ行けなかった村の子どもたちのために、一軒家を借り、3か月間補習校を開講した。小学生の年齢にあたる村の子どもたち250人が学力を取り戻すため、毎日通ったという。

「学校を再建し、村の子どもたちが再び学校に通い、勉強できるようにしたい」と武田さんは訴える。IVYでは学校再建のための支援も募っている。

■IVYのホームページ:http://ivyivy.org/act/syria/4801-2/

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