◆北当局は公団不法稼働を開き直り

2016年に韓国が撤収した後、北朝鮮当局は密かに開城工団の工場を稼働させて、中国向けの高級衣料を生産していたが、2017年に国連の制裁が強まって中国への輸出が滞ると、国内向けに販売を始めた。アジアプレスでは北朝鮮国内で取材を進めて、2018年1月にその件を報道している。

開城工団の不法稼働の報道が出た後、北朝鮮当局は2017年10月6日に、対南宣伝メディア「わが民族同士」で、「工業地区で我われが何をしようと、どこの誰も口出しできない。工業地区の工場はさらに力強く動くだろう」と、無断稼働を事実上認めていた。なお、韓国側からの送電は現在も止まったままである。

※アジアプレスでは北朝鮮国内に中国携帯電話を投入して連絡を取り合っている。

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