公民証の更新は8年ぶり。写真は2013年10月に撮影したもの。安全配慮のため写真を一部加工してあります(アジアプレス)

◆3月に最高人民会議の代議員選挙計画か

北朝鮮で2018年春に予定されていながら資金難で延期が続いていた新しい公民証(身分証)の交付が、ようやく完了を目指して動き始めたようだ。実施されれば8年ぶりで、金正恩政権下では初めて。国民統制の根幹である住民情報の更新が完成することになる。北朝鮮国内の複数の取材協力者が1月に入って伝えてきた。(カン・ジウォン/石丸次郎)
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公民証更新の動きは2017年から始まっていた。満17歳以上の全住民を対象とした写真撮影を年末から開始、2018年5月に新公民証の交付が始まると、当局はアナウンスしていたが、延期が繰り返されていた。

北部地域に住む取材協力者は、保安署(警察署)の住民登録課の保安員(警官)に会って現況を調べ次のように伝えてきた。

「保安員は、『資金難でずっと遅延していた新公民証の交付がようやく始まる。2月16日(金正日生誕日)までに終える予定になっている』と語った。実際、昨年12月から一部地域で交付が始まっているようだ」