◆「予告なく射撃する…」 布告全文

布告
北部国境封鎖作戦を阻害する行為をしてはならない

世界的な保健危機状況が急激に悪化し、大流行性伝染病が空気や物を通じても伝播している現状は、北部国境沿線において国家非常防疫体系をより厳格に維持強化することを切実に求めている。

しかし、一部の公民は国家の安全と人民の安寧を守るための非常防疫規律と秩序を守らず、勝手に北部国境沿線に出入りしたり、隣接国にまで不法越境したりして、悪性ウイルス伝染病を流入させる空間を醸成している。

朝鮮民主主義人民共和国社会安全省は、共和国政府の委任によって、北部国境一帯の地域的特性に合わせて緩衝地帯を設定し、この地帯で非常防疫規律と秩序をより厳格にうち立て、災いを引き起こす大流行性伝染病を決定的に防ぐため、次のように布告する。

1. 国境封鎖線から1~2キロ界線に緩衝地帯を設定する。
- すべての公民は設定された緩衝地帯に不法に出入りする行為を絶対にしないこと。
- 機関、企業所、団体と公民は緩衝地帯の中に組織的な承認なしに人員の出入りと物資を輸送する行為をしないこと。
- 緩衝地帯の中に組織的な承認を受けて入る公民は、公民証を始めとした身分を確認することができる証明文書を無条件に所持すること。

2. 国境遮断物に連なる道路、鉄道線路では夜間に人員と輪転(※車両)機材の通行を禁止する。

夜間通行禁止時間は4月から9月までは20時から翌日5時まで、10月から3月までは18時から翌日7時までとする。

3. 北部国境一帯で設定された規律と秩序を破って緩衝地帯に非組織的に入ったり、道路、線路に連なる国境遮断物に接近した人員と家畜に対しては無条件で射撃する。
以外に鴨緑江、豆満江の我が川岸に侵入した対象と家畜は予告なしに射撃する。

4. すべての機関、企業所、団体と公民は大流行性伝染病の流入を防ぐため、北部国境一帯に設定した行動秩序を厳格に守り、祖国の安全と人民の安寧を死守するようにする。
- すべての機関、企業所、団体は住民、従業員の間で国境封鎖事業と非常防疫事業を阻害する行為が現れないよう教養と統制をより強化する。
- すべての公民は緩衝地帯に不法出入りすることを始めとして、人民軍隊が遂行する北部国境封鎖作戦を阻害する行為を鋭利に察し、適時に申告する。

5. この布告は共和国領域内のすべての機関、企業所、団体(武力、軍需、特殊単位を含む)と公民に適用される。

朝鮮民主主義人民共和国 社会安全省
主体109(2020)年8月25日

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