涙で描いた祖国 一覧
勉強しようと学校に行っても、あんまりお腹が空いてこっそり教室を抜け出す
ことがしょっちゅうでした。 ―キルス(絵)
2009年11月16日 10:04
しかし勉強より大事なことがあった。幸せや夢を抱く歳頃の少女なのに、私は商売に出なければならなかった。しかもそれは簡単ではなかった。結局、私は食べていく術がなくなり、工場に行って盗みまでするようになった...
2009年11月13日 02:20
家の状況がきびしい中でも私は中学校に上がった。食べ物がなく学校に行けない日でも、先生たちは友だちを家に送ってよこした。そして学校に連れて行かれて殴られた。殴られた学生たちはどれほどやるせなかったことだろうか?
2009年11月10日 11:44
リ・ファヨン(キルスの従姉妹)
16歳。咸鏡南道・端川(タンチョン)生まれ。両親、兄弟とともに1999年1月に北朝鮮脱出。
中国で食堂で仕事をしていた母は、公安に摘発され北朝鮮に一度強制送還される...
16歳。咸鏡南道・端川(タンチョン)生まれ。両親、兄弟とともに1999年1月に北朝鮮脱出。
中国で食堂で仕事をしていた母は、公安に摘発され北朝鮮に一度強制送還される...
2009年11月 3日 11:15
ジャガイモ畑をあさる
時々大人たちが話すのを聞きました。 「死んでいく人はこの3、4年の間に皆死んじまった。今生き残っているのは、やってはならないことだけしてきた人間だろう」 夜中に集団農場のジャガイモ畑をあさる腹を空かせた人民軍...
時々大人たちが話すのを聞きました。 「死んでいく人はこの3、4年の間に皆死んじまった。今生き残っているのは、やってはならないことだけしてきた人間だろう」 夜中に集団農場のジャガイモ畑をあさる腹を空かせた人民軍...
2009年10月28日 18:54
食糧難によって窃盗や強盗などの犯罪が増えると、公開処刑が頻繁になりました。
ぼくが見たのは、隣りの家の食糧を盗んだ男の処刑でした。公共の場所に、銃殺刑の公示が張り出され見に来るように宣伝します。 ―ハンギル(キルスの兄)
2009年10月24日 14:04
人が死ぬことが日常茶飯になりいつも棺桶が足りません。村ごとにひとつふたつの棺桶を準備して何回も使います。なきがらをお棺に入れて山のお墓に持って行き、埋めた後また村に持ち帰るのです...
2009年10月21日 11:26
無事に帰ってくることを願うお母さんを後にして、ぼくたち兄弟は夜がふけてから家を出た。一寸先も見えない闇の道。兄さんがスコップとつるはしを背負ってそろそろと前を歩き、その後ろをぼくはのみを持ってついて行った...
2009年10月19日 12:29
食糧事情はのっぴきならなくなっていた。
すべてが枯渇して、死の影が目の前にやってきたわが家。
最後の瞬間に妙案がひとつ浮かんだ。
墓地の盗掘であった。 北朝鮮全土で金製品、骨董品を手に入れるための墓地盗掘合戦が激しくなっていた...
2009年10月16日 21:28
チョン・ソンミ (キルスの母)
栄養失調で体が弱くなった私は、山に行けなくなり、子どもたちが採って来たトラジ(桔 梗)をきれいに洗って、ジャンマダン(闇市場)で売って生きのびた。 ある日、二番目の子どもが...
栄養失調で体が弱くなった私は、山に行けなくなり、子どもたちが採って来たトラジ(桔 梗)をきれいに洗って、ジャンマダン(闇市場)で売って生きのびた。 ある日、二番目の子どもが...
2009年10月14日 20:43
「何でも食べて、死なずに生き抜くんだ」
北朝鮮では蛇とねずみはとてもいい栄養食なんです。
ねずみをつかまえて食べた日は、運のいい日。―キルス
2009年10月12日 12:23
セットゥリは早春から晩秋まで、北朝鮮の人々がもっともたくさん食べる野草です。私たちを秋まで食べさせてくれるセットゥリに、礼を捧げます。春窮の峠を越えさせてくれたことへの感謝のしるしなのです。セットゥリは早春から晩秋まで、北朝鮮の人々がもっともたくさん食べる野草です...
2009年10月 8日 13:21
一方、あちらの野原、こちらの野原から、ウシ、ヒツジ、ヤギなど草食動物の悲鳴のような鳴き声もたくさん聞こえてくる。
「私たちは草を食べて生きるのです。それ以上採っていかないで」
「お腹がすいたよ、メー、メー、メー」...
2009年10月 7日 12:17
チョン・ソンミ(キルスの母)
45歳。大学を卒業した彼女は放送作家が夢であった。去る99年3月に北朝鮮脱出。
「北朝鮮保衛部(情報機関)では私たち家族を逮捕するために懸賞金までかけているそう
です」...
2009年10月 5日 17:00
みんな一緒に死のう!
「この母は、お前たちの小さなお腹も満たしてやれない身の上になってしまった。そんな私が生きていて何ができようか。今日この川に飛び込んで死んでしまおう」
「母さん、二度とご飯ちょうだいなんて言わないから、死ぬのはよそうよ」 ― キルス 絵
2009年9月28日 19:37
キルスが韓国社会にあてた手紙
ぼくは15歳になるチャン・キルスといいます。 ぼくは咸鏡北道花台郡○○高等中学校に通っていましたが、あまりにひもじくて、生きる道を求め、1999年1月11日に、銃を携える国境警備隊の目を避けて、何日も食うや食わず、凍えながら、自由の地だという中国にやってきました...
2009年9月22日 14:10
北朝鮮から中国に逃れ、2001年6月、北京の国連難民高等弁務官事務所に駆け込み・篭城し、韓国に亡命したチャン・キルスが、中国での潜伏生活中に描き続けた絵でつづる北朝鮮での過酷な日々。(「涙で描いた祖国 ~ 北朝鮮難民少年チャン・キルスの手記」CD-ROM版をウェブ用に再編集して連載)
2009年9月20日 01:55
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【連載】涙で描いた祖国 ~ 北朝鮮難民少年チャン・キルスの手記(17) 勉強がなんだ









