玉本英子 一覧
ペヤムネル通信によると、イラク北部・クルディスタン地域政府の首府アルビルで、シリアの反体制派のクルド組織各派が30日、2日間にわたって開かれていた会議を終えた。
会議にはシリア国内外に暮らすクルド系各組織の代表らが25カ国から参加し、拡大する反政府運動の状況や、アサド政権崩壊後を見越した政治的枠組みなどをクルド人の立場から話し合った...
2012年1月31日 16:29
昨年末に起きたトルコ軍のよる民間人誤爆事件で、トルコ南東部ではクルド人らの抗議行動があいつぎ、緊張が高まっている。
誤爆はイラク国境付近でクルディスタン労働者党(PKK)のゲリラ掃討を進めるトルコ軍機がイラク国境付近で行った空爆作戦のなかで起きたもので、クルド人民間人35人が死亡した。トルコ政府は誤爆を認めた上で、地元密輸業者をゲリラと誤認した、と発表した。
2012年1月 6日 16:25
羊肉のスペアリブ、イラクでは「ドロアッ」という。ちょっとしたレストランにいくと、頼みもしないのに前菜の小皿が次々とテーブルを埋め尽くす。それだけでもうお腹いっぱいになったところにやってくるのがメイン料理。これでもかという盛りつけのスペアリブには圧倒される...
2011年12月12日 14:28
私は取材を通じて、アフガニスタンとどう向き合えばいいのか、ずっと考え続けてきた。
タリバン政権崩壊後、女性が再び教育を受けることができるようになり、公務員や教員などの役職にも復帰しつつある。一方で、とくに地方の女性がおかれた状況が大きくは変わったわけではない...
2011年12月 6日 05:24
取材を通して、さまざまな人に出会った。そのなかで、私には忘れられない人がいる。ザルミーナの母親だった。かつてのタリバン戦車基地の近くに母の家はあった。一家は娘の死を近所に知られないように隠しつづけ、ひっそりと...
2011年11月26日 19:34
公開で刑を執行する、いわゆる見せしめ刑はアフガニスタンでは決して珍しいことではない。
たとえば、窃盗などの罪を犯した者がトラックの荷台に乗せられ、「市中引き回し」にされることはタリバン政権以後の新政府下でもおこなわれている。子どもたちはこういう様子を目の当たりにしながら「悪いことをすればあんな目に...
2011年11月22日 08:24
ザルミーナを知る受刑者は刑務所にはいなかった。すべてすでに出所しているということだった。刑務所でどのような思いだったのか。刑務官の話だけでは断片的な部分しか見えてこなかった。ザルミーナが服役していた時期に刑務所にいた受刑者と、思わぬところで出会うことになった...
2011年11月13日 11:31
ザルミーナは処刑されるまでの約2年間をカブールのウェラヤット刑務所で過ごした。刑務所は高い石壁で囲まれてはいるものの、敷地には地方裁判所も隣接している。このため、そこが刑務所と言われなければ、外から見ただけでは気づかない...
2011年11月 7日 17:47
アフガニスタンには今も貧しさゆえに幼い娘を結婚させるという現実があった。カブールで私が出会ったある未亡人は、11年前に12歳だった長女を地方の農家に嫁がせていた。夫側の家族が支払う、いわゆる結納金で自分たちの食べ物を買ったのだと彼女は私に言った。「どうしようもなかった。娘も嫁に出ればなんとか食べていくことができる」...
2011年11月 3日 17:41
ザルミーナの長女の村からいったん街に出て一泊したあと、こんどは次女が暮らすガズニ州へむかう。私たちは現地の治安状況を把握するため、まずは州庁舎に出向いた。州の治安は我々が完全に掌握していると、軍の司令官は力を誇示する...
2011年10月31日 11:37
カブールでジープを借り、西に延びる幹線道路をひた走る。穴だらけのがたがた道で車内の天井に何度も頭をぶつけながらおよそ5時間。私たちはワルダック州にあるザルミーナの長女が嫁いだ村にたどりついた。パシュトゥン人が暮らすこの村は...
2011年10月25日 02:04
世界の関心がまだアフガニスタンに向いていなかった2001年6月、イギリスのテレビ局チャンネル4は、アフガン女性たちの姿を描いた番組を放送した。撮影が困難だったタリバン政権下で、イギリス生まれのアフガン人女性ジャーナリストが取材した番組は大きな反響をよび、日本でも「タリバン支配下の女性たち」としてNHKで放送された...
2011年10月15日 23:01
地方裁判所で資料さがしをしていた時のことだ。それまで親切に対応してくれた資料整理担当者の男が、急に冷たい態度をとるようになった。男は私にむかって言った。
「金を出さないお前には、もう協力してやらない」...
2011年10月 9日 16:43
イラク北部アルビル市で7日午前、第一回平和と非暴力のためのイラク国際マラソン(主催:クルド自治政府、文化省など)が開催、各地から1000人を超える市民が参加した。 参加者たちは、学生から会社員までさま...
2011年10月 9日 13:11
恐怖政治で思いのままに人びとを殺した、というイメージのつきまとうタリバンだが、タリバン政権時代も制度的には3審制(地方裁判所、高等裁判所、最高裁判所による審理)が存在し、いわゆる通常の裁判が行なわれていた...
2011年10月 3日 00:56
ザルミーナの処刑を隠し撮りしたのは、女性人権組織RAWA(アフガニスタン女性革命協会)の女性メンバーたちだった。RAWAは1977年に結成され、アフガンの民主主義と女性解放をスローガンに活動をつづけてきた...
2011年9月26日 11:31
2011年9月24日 16:09
ザルミーナという女性はどういう人物だったのだろうか。
カブール西部のダルラマン地区は、内戦で最も激しく破壊された地区のひとつだ。砲撃で建物の壁は崩れ落ち、ブロックの瓦礫が広がる。そこからほど近いところに、ザルミーナが暮らしていた家はあった...
2011年9月19日 16:11
夫殺しの罪名でひとりのアフガニスタン女性が公開処刑され、その様子を隠し撮りした映像が世界に流れた。タリバン政権下での殺人事件と、その背後にあったとされる家庭内暴力や男女の不倫。ひとりのアフガン女性の死の真相を追うなかで見えてきたアフガニスタンの闇とは...
2011年9月10日 22:10
2011年8月26日 10:59
8月6日。毎年、この日、惨禍が二度と起きないようにと、広島で、日本で、そして世界のどこかで、人びとは思いを新たにしてきたはずだった。いつの日か、戦争や放射能に苦しまなくていい時代がきっとやってくると、誰もが願ってきた...
2011年8月 6日 23:23
......暴力は憎悪を生み出し、さらなる暴力を作り出しました。この終わりのない悪循環はいまも続いています。武装勢力は聖戦の名の下に外国や義勇兵の支援を受けながら市民をも狙いだしました......
2011年7月19日 11:38
バグダッドの電気事情は非常に悪いです。1日に5~6時間くらい電気が使える状態です。突然、電気の供給がストップしてしまう日常です。電圧も不安定なので、たとえば家の電球が破裂したりすることが頻繁に起きます。水道は、電気の供給があれば、ポンプを稼動し、水をタンクまで汲み上げることができますが、電気がこないと水も出ないという悪循環が続いています。
2011年7月11日 13:27
......バクダッドでは検問所が非常に増えました。いまはイラク軍やイラク警察がおよそ200メートル間隔で検問をしています。治安状況が悪いところでは100メートルおきぐらいに検問所がありました。検問所をそれだけ増やしても、爆弾事件など完璧には防げないんですね......
2011年6月30日 09:52
2011年3月、イラク戦争開戦から8年......この連載では、イラク戦争開戦から8年を経たイラクの状況を、取材を終えたばかりの玉本英子へのインタビュー記事と写真とで具体的なエピソードもまじえてお伝えします。
2011年6月21日 19:51
イラクではここ数年で衛星放送による音楽専門チャンネルがあいついで開局し、とくに視聴者参加型の歌謡番組が若者たちの人気を博している。クルド系の若者に人気急上昇中なのが「VINテレビ」だ...
2011年6月 9日 08:47
◇「邪教」とされイスラム武装勢力が殲滅を宣言
イラク北西部、ヤズディ教徒の町、ギルオゼールはサダム・フセインによって人工的に造られた。1975年、フセイン政権は北部の山岳地帯や丘陵部に暮らしていたヤズディ教徒を移住させる政策を...
2011年5月26日 07:07
◇ふたつの政府のはざまで
イラク北西部、シリア国境に程近い町ギルオゼールは、イラクの中で「陸の孤島」のような状態にある。「夏になるとこの地域は連日、気温が50度を越える。電気が来ないのは死活問題なのに...
イラク北西部、シリア国境に程近い町ギルオゼールは、イラクの中で「陸の孤島」のような状態にある。「夏になるとこの地域は連日、気温が50度を越える。電気が来ないのは死活問題なのに...
2011年5月17日 08:07
カミシュリは、シリアの最東端に位置し、イラクにほど近い町だ。町の真ん中を分断して北にトルコ国境が延びる。約20万の人口のうち、7割がクルド人といわれる。街角からはアラビア語よりも、クルド語が聞こえてくる...
2011年5月13日 20:45
ブリヤニは、具たくさんの炊き込みご飯。西アジアでもビリヤニという名でそれぞれの炊き込みご飯があるので、イラクの独自の料理といえないかもしれませんが、イラクでは誰もが知るポピュラーな料理です...
2011年5月 6日 14:24
- [会員]デノミで動揺する北朝鮮(全15回)
- [会員]ビルマ最北の村へ―知られざる人びとの暮らし(全19回)
- アメリカ調査報道・最前線報告(更新中)
- [会員][アフガニスタン]公開処刑された女性を追って(全13回)
- [会員]北朝鮮の市場経済(全11回)
- 大阪地検特捜部証拠改ざん事件報道を朝日・板橋記者と語る(全11回)
- [会員]イラク戦争開戦から8年(全4回、2011年記事)
- [コロンビア]復権を求めて立ち上がる「先住民族」(全13回)
- [会員][ネパール]マオイスト・女性ゲリラたちの肖像(全32回)
- [会員]北朝鮮労働党幹部インタビュー(全6回)
- [会員]脱北難民は北朝鮮送還後どのように扱われるか(全17回)
- [北朝鮮]平壌映画旅行記(全17回)
- [会員]日本に生きる脱北女子大生 リ・ハナ
- [会員][北朝鮮]涙で描いた祖国 ~ 北朝鮮難民少年チャン・キルスの手記(全47回)
- [会員][日本]国家が情報隠蔽をするとき(全46回)
- [日本]人が"資源"と呼ばれる時代に(全35回)
- [会員][北朝鮮]映像取材ルポ 平安北道朔州郡を行く(全4回)
- [会員][ビルマ]東南アジア最後の軍事独裁国家からの報告
- [会員][北朝鮮]これが北朝鮮・平壌の裏通りだ(全8回)
- 爆音のない静かな空を(全21回)
- [イラク]玉本英子の連続取材日誌(全10回)
- [ビルマ]忘れられた内戦~カレン民族の武装抵抗(全10回)
- [台湾]霧社の皇軍兵士(全5回)
[PR]


<アーカイブ>アフガニスタン~公開処刑された女性を追って(14) 【玉本英子】





























