大村一朗 一覧
毎朝渡る長い歩道橋がある。高速道路を渡るための長さ50メートルほどの歩道橋。そこにはいつも、7歳くらいの少年が一人いて、ポケットティッシュを通行人に売っている。彼がこの歩道橋の上に現れたのは...
2011年11月12日 14:30
8月30日、イラン政府は新月を確認し、アラブ諸国より1日遅れて断食月ラマザーン明けを宣言した。テヘラン北部のタジュリーシュ広場では、最終日の断食が明ける10分ほど前から、煮込み料理アーシュや生ジュースを買い求める客が店の前に列を作った...
2011年9月 4日 08:38
断食の期間、ただ耐えるだけでは、1ヵ月間は長すぎる。この月に行なう善行は普段の何倍もの価値を持ち、この月にコーランの一節を読むことは、コーラン全てを読むに等しいとされる。そして神に最も近づける月ラマザーンは、敬虔なイスラム教徒にとって、断食の苦痛以上に、甘美な時を与えてくれる...
2011年8月31日 08:08
ラマザーン月15日。ようやく折り返し地点だ。断食をする人もしない人も、この月の習慣にすっかり慣れたように見える。町の様子も落ち着いた。夕方、アーシュレシテの大なべの前に、人が長い行列を作ることもなくなった。僕もまた、未明に朝食を取って眠りに就く生活に、今ではすっかり慣れてしまった...
2011年8月18日 07:46
断食月ラマザーンが始まって7日が過ぎた。最近では、ラマザーン月の健康管理を促す記事をよく目にする。ただでさえ厳しい断食月が、最も日照時間の長い真夏と重なる今年は(イスラム暦の1年は西暦より11日短いため、行事も毎年...
2011年8月 9日 17:34
断食月ラマザーンが始まって3日が過ぎた。この3日間は、空腹と喉の渇きよりも、睡魔とのたたかいになった。出社は昼なので、断食開始前の午前4時に朝食を食べてから5時間は眠ることが出来るのだが、全然眠った気がしない。目覚めると身体が重い...
2011年8月 5日 17:18
今日からイスラムの断食月ラマザーンが始まる。日の出から日没まで一切の飲食を控え、善行に勤しみ、貧しい人の苦しみを知り、自らの心を鍛え、精神性を高める一ヶ月だ...
2011年8月 4日 17:27
テヘラン市街で東日本大震災の津波の写真展が開かれていると聞き、行ってみた。市街中心部、イランシャフル通りの緑に包まれた広い公園内に、展示場や映画館を備えた芸術家会館がある。レンガ造りの建物の2階に、写真展「ラドパーイエ・スーナーミー(津波の足跡)」が行なわれているギャラリーがあった...
2011年7月17日 07:56
テヘラン市内の市バスのバス停が、最近すっかりきれいになった。以前は黄色い看板が立っているだけだったが、今では統一されたボックス式のバス停が建ち、三方を囲う強化プラスチックの壁には、結構ポップなデザインのイラストとともに、その地区の地図と詳細な路線図が一面に描かれている...
2011年6月19日 11:12
昼食を取ってしばらくすると、胃が張って苦しく、その後、じわじわと吐き気が襲ってきた。そして夜になって、とうとう耐え切れなくなり、嘔吐した。昼食で食べたハム入りピロシキがまずかったのだろうか。胃をすっかり空にして、少しは楽になったが、全身虚脱状態で、足に力が入らない。ふらふらつく足取りで何とか...
2011年5月25日 09:08
イランで、ペットとその飼い主に受難の時代が訪れようとしている。イラン国会で「犬の所持禁止法案」が審議されているのだ。イスラムでは犬は不浄な動物とされているが...
2011年4月21日 11:52
東日本大震災で被災した方々、そして日本のみなさんにイランの人びとからのメッセージです。イランも地震多発国です。震災に際して、日本の人びとと思いを分かちい、復興への願いをこめたメッセージが寄せられました。
2011年3月27日 10:09
改革派グループは、先週、改革派の二人の指導者が逮捕されたと発表した後、「抗議の火曜」として毎週火曜にデモを行うよう市民に呼びかけていた。そして3月8日火曜、この日は「世界女性の日」とも重なるため...
2011年3月11日 19:20
3月1日火曜、首都テヘランを始めとするイラン各都市で、改革派による抗議デモが行なわれた。この日のデモは、2月14日から自宅に監禁されている改革派の指導者二人とその妻の解放を求めるため、1週間ほど前から呼びかけられていたものだ...
2011年3月 4日 16:58
2011年2月16日 14:10
2月14日、午後からテヘラン市街の広場に市民が続々と集まり始めた。チュニジアやエジプトの市民との団結を叫ぶ平和的なデモを行おうと、数日前から改革派が呼びかけていたものだ...
2011年2月15日 13:04
路線乗合タクシーが発着するタクシーターミナル。ガソリン価格は4倍に増えたが、タクシー運賃は、政府からの通達で目下2割増しに抑えられている。今後段階的に値上げされる予定
2011年2月12日 09:48
燃料や光熱費の大幅な値上げに不安を訴える国民は多い。
多くの人は2、3ヶ月分のガソリンを既に買いだめしている。テヘランの大学に通う女子学生(23)は、「それ以降はまともに自家用車も使えなくなるのでは」と不安を隠さない...
2011年2月 3日 05:44
チュニジアでの政変が、エジプトやアルジェリアなど他のアラブ諸国に飛び火している。これらの国の騒乱は、長期に渡る独裁的な政権の存在と、ひどい経済状況が要因とされているが、すべてが当てはまるここイランでは、暴動への警戒はおろか...
2011年1月29日 12:13
フーゼスターン州の三つの遺跡を回るため、私たちは乗り合いタクシーに乗り込んだ。最初の目的地シューシュ(スーサ)まで、車は沙漠と湿地の大平原を猛スピードで飛ばした。
2010年12月24日 07:02
フーゼスターン州の州都アフワーズは、人口80万の大都市だ。住民の多くはアラブ人であり、ここより西に広がるアラブ世界の辺境と言っていい。町の中心ナーデル交差点は人と車でごった返し、クラクションとともにアラビア語の叫び声が飛び交っていた...
2010年12月12日 06:48
イラクとの国境に面したこの小さな町を有名にしたのは、イラン・イラク戦争での凄惨な奪還作戦だった。今でもイランでは、5月24日をホッラムシャフル奪還記念日として盛大に祝い、殉教者を悼む。一度その町を見てみたいと思っていた...
2010年12月10日 16:41
昼過ぎにテヘラン駅を出発した列車は、ゆっくりと南に向かう。景色のほとんどは淡い黄土色の沙漠地帯で、ときおり同系色でたたずむ小さな集落の駅を通過する...
2010年12月 5日 00:48
2010年11月13日 05:26
去年のゴッツの日は、大統領選挙直後に息を潜めていた改革派市民が、この官製デモに便乗し、およそ2ヶ月ぶりに街頭に出た日だった。そしてそれがその後数ヶ月に渡って続く一連のデモの序章となった...
2010年9月 5日 05:42
テヘラン北部のタジュリーシュ広場。その日の断食が明ける夜8時過ぎ、いっせいに開く飲食店に人々が群がっている。飲み物やアイスクリーム、そして断食明けの定番である野菜と豆の煮込みスープ・アーシュレシテを買い求めている・・・
2010年9月 2日 05:43
日本から来ていた客人が、3週間のイラン滞在を終えて、帰国の途に着いた。
50代後半の女性で、母の友人であるその人は、長年イランを訪ねることを夢見ていたそうで、このたび晴れてその夢を果たした...
2010年8月10日 06:27
タクシーは海沿いの小さな村や町をいくつも通り過ぎた。そのたびに、顔写真のプリントされた大きな看板が目に留まる。イランイラク戦争での殉教者の顔写真だと運転手が教えてくれる...
2010年8月 2日 10:35
3泊4日でカスピ海沿岸にある職場の保養施設へ出かけた。テヘランから6時間。乾燥した内陸部からバスでアルボルズ山脈を越えると、周囲の景色は亜熱帯特有の鬱蒼とした緑と一面の稲田に変わり、カスピ海の湿った空気に包まれる・・・
2010年7月30日 05:13
改革派指導者は声明を出し、人々の財産と命を無駄にしないため、6月12日の選挙一周年記念デモは断念すると発表した。それでもこの日、夕方からデモが行なわれると聞き、僕はテヘラン中心部を市バスで巡回してみた。
2010年6月14日 10:13
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テヘランの風~経済大改革に挑むイラン 静観する市民 3 (大村一朗)









