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季刊誌 北朝鮮内部からの通信〜リムジンガン 第2号・夏号
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ico_new.gif北朝鮮―名目だけの「無料教育」 負担増に悩む親 1 リムジンガン
政治は腐敗し、経済は破綻、社会は無秩序に陥って久しい北朝鮮だが、もう一つ深刻な問題がある。それは国家と民族百年の大計たるべき教育である…

ico_new.gif北朝鮮不動産取引の怪 リムジンガン
〈インタビュー〉国家住宅はこうして売買される 3
複雑化する取引形態
石丸:住宅売買には他にどんな形態があるか?
リ:住宅売買の別の形式として、国家住宅の利用を許可されている人が、他人にその利用許可権を分けて…

ico_new.gif北朝鮮―二〇〇七年夏に行われた二つの公開処刑 上[事件・事故][若者の声] リムジンガン
シム・ウィチョン記者は平安南道平城(ピョンソン)市に住む四〇代の男性と、平壌市に住む三〇代の男性と会い、最近、順川(スンチョン)と元山(ウォンサン)で起きた事件について取材した…

ico_new.gif北朝鮮―19歳女性の学生時代 学校生活から恋愛まで 3[若者の声] リムジンガン
卒業後
ワン:軍隊には大勢行くのかい?
ギョンエ:うちのクラスは男子が三〇名いたんですが、二〇名は行って、あとの一〇名は行けなかったんです…

ico_new.gif北朝鮮不動産取引の怪 リムジンガン
〈インタビュー〉国家住宅はこうして売買される 2
「国家住宅」をどのように「売買」するのか?
石丸:国家住宅の売買価格はどうやって決まるのか?
リ:実質的に国家住宅を売買するということは何を意味するのか。それは入舎証と個人の金が交換…

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イラン−テヘランより 日本−イラン戦 観戦記 (2) 大村一朗

イラン3点 おしん7点(?)

スタジアム前のサンドイッチ売り。火を通したハンバーグと野菜を挟んでくれる。 スタジアム前の売り子たち。正面はひまわりの種。
市バスがアザディ・スタジアム正門に到着したとき、わたしは一瞬降りるのを躊躇した。そこには100人を超す一団がイラン国旗を振り回し、騒然とした空気に包まれていたのである。バスを降りた私に矢のような視線が降り注ぎ、瞬く間に取り囲まれてしまう。

「日本人か?」
「そうだが」
「新年おめでとうっ!!」
「(へ?)。いえ、こちらこそ新年……」と言いかけた頃にはもうモミクチャにされ、「おー!ツバサが来たぞ!」「ツバサだ、ツバサだ!」「ナカタは来てるのか?」「ナカムラは来てるのか?」
「2人とも来てますよ」
「おしんは?」
「おしんはちょっと……」

イランでの『おしん』放映はもうかれこれ20年近く前のことになるが、どう考えても『おしん』を観ていない世代でさえ日本人と見ると『おしん』を口にせずにはいられないらしい。『おしん』は一つの伝説なのである。

小学生の坊やが「イランと日本どっちが勝つ?」と下から見上げるように聞いてくる。彫りの深い、ただでさえギラリと光る無数の眼に囲まれて、わたしはつい言いよどむ。それをいいことに「2−0でイランだよ」「いいや3−0」「3−0だな」。誰もが日本に1点も入れさせたくないらしいのが癪に障る。
「1−1」だ、と私。

中途半端な答えに一同顔を見合わせる。
「アウエーで同点ってことはつまり、日本の方が強いってことさ」
「ナニィィィィ!!」とまた全員がいきり立ち、不毛な点数の言い争いが始まる。一人が叫ぶ。「イラン3、日本0、おしん7!」。どっと笑いが起きる。なぜかこれには誰も反論しなかった。

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