リムジンガンのご案内

ico_new.gif北朝鮮―「スリッパじゃなくて新式のサンダルです!」[民衆の暮らし] リムジンガン
細身のパンツに厚底サンダルを履いて、体の線を強調した格好の一人の少女が、市内に向う通りで、女性同盟の糾察隊に引っかかった…

ico_new.gif北朝鮮―「私は政治犯収容所に10年いた」 リムジンガン
北倉(プクチャン)18号管理所出所者の証言 8
「18号管理所」は企業所?(承前)
「管理所」内にある「無報酬」とは、文字通り、報酬なしの懲罰的強制労働をさせる機関のことだ。そこに私も二回入れられことがあるが、人を殺すためにあるような恐ろしい場所だ…

ico_new.gif北朝鮮―またも始まった市場の「抑制」 解説5 リムジンガン
07年「市場抑制」はいったい何を意味するのか 5
市場を食い物にする特権集団
ここで、現在の「市場抑制」を考える上で、いくつかの点に留意しておく必要がある…

ico_new.gif北朝鮮―中国産の化学調味料を使うとなぜ虫がわくのか 1[事件・事故]リムジンガン
ジャンマダン(市場)では、しばしば「有害な中国製品が見つかった」ということで中国製品の販売禁止令が出される。しかし、まるで恒例行事になっているともいえるこのおかしな現象について、政府は中国政府と協力して解明するという気はないようだ…

ico_new.gif北朝鮮―またも始まった市場の「抑制」 解説4 リムジンガン
07年「市場抑制」はいったい何を意味するのか 4
八〇年代以降 外貨調達の肥大と計画経済の破綻
一九八〇年代に入り、社会主義国家陣営に改革開放の風が吹き、従来の社会主義市場は大いに変質した…

電気料金「ちらっと」払うよ [ジョーク] リムジンガン
ある地区での出来事だ。
月末になるというのに、その月の電気使用料を払わない家があって、人民班長は困りきっていた…

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混沌のイラク  坂本卓の最新現地報告 <多発する誘拐事件2>

いまも武装勢力の活動が活発なモスル市内。(2005年5月/撮影:玉本英子)

■ドイツ人女性解放 


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イラク北部のモスルで、11月25日に武装勢力に拉致されたドイツ人女性、スザンネ・オストホフさん(43)が、18日、解放された。ドイツ人として、イラクで初めての誘拐被害者だった。ドイツのメディアは連日、この誘拐事件を大きく報じ、ドイツ政府もイラク当局に対応を要請していた。

彼女は拉致される直前、モスルの隣町アルビルに滞在していた。スザンネさんが宿泊していたホテルの従業員は言う。
「モスルは危険だから行ってはいけない、と、みんなで何度も止めたんだ」
だが彼女は聞き入れず、アラブ女性の服で身を包み、頭にはスカーフを巻いて、運転手とともにモスルに向かった。

イラク北部最大の都市モスルは、かつてはバース党の強固な支持基盤があり、いまもアンサール・スンナ軍などの武装勢力の活動が活発だ。今春ごろまでは、市内の一部は武装勢力の支配下にあり、独自に「検問所」まで設けていた。

スザンネさんがモスルで消息を絶った数日後、武装勢力に拘束された映像がドイツテレビのバクダッド支局に届けられた。武装した男たちの脇で目隠しをされ座らされているスザンネさんの姿。その映像をテレビで見たホテルの従業員は肩を落としたという。

かつてイラク人と結婚していた彼女は、アラビア語が話せた。医薬品を運ぶなど人道支援活動や、考古学者としてモスルでの遺跡調査などを続け、地理にも詳しかった。ドイツはイラク戦争に協力せず、イラク派兵もしていない。彼女には、「ドイツ人は誘拐されない」という、「自信」 があったのではないか。自信と過信の境界線は難しい。

イラクであいつぐ誘拐事件だが、反占領や聖戦を掲げる政治的、宗教的武装組織のほかに、身代金目的の強盗グループも存在する。スザンネさんの場合は、拉致される前、武装勢力から「モスルに来るな」と、警告を受けていた。

彼女を拉致したのは、政治的、宗教的過激組織の可能性が高い。ただ、 今回のケースでは、イラク派兵していないドイツに対する武装勢力側からの要求はあいまいで、「ドイツ政府がイラクとの一切の関係を絶つこと」などとしていた。

人道活動するスザンネさんは「米軍の協力者」などではないことは地元でも知られていたという。だが、武装勢力は、度重なる警告を受け入れずに町にやってくる外国人スザンネさんの存在を「放置できない」と判断し、拘束したのではないか。


2004年4月、私はモスルで武装勢力メンバーの青年にインタビューした。アリと名乗る彼は、大学で反米グループを作り、その後、武装勢力に参加したという。組織には攻撃基準があり、米軍に直接関係する者は容赦なく攻撃するが、食品を配送するような下請け業者は米軍と間接的関係にある「中間層」で、「米軍との関係を絶て」と、まず警告をするのだという。それでも聞き入れない場合は「鉄槌をくだす」、ということだった。


逮捕した武装勢力メンバー容疑者をモスル前線司令部で尋問するイラク軍部隊。 (2005年5月/撮影:玉本英子)武装勢力にイラク国外からの過激な「イスラム義勇兵」が加わるようになった昨年中頃から、誘拐や斬首があいつぐようになり、モスルの武装勢力は過激化の一途をたどった。

 スザンネさん解放の知らせに沸くドイツの様子はアラブ系テレビでも伝えられた。だが、同じ日のニュースでは、「イラク・イスラム軍が拉致していた米国人警備員男性の銃殺映像をネット上で公開」と別の誘拐事件についても報じていた。

多くのイラク人が外国の占領を望んではいない。だが、外国人、そしてイラク人を誘拐して斬首することで、多国籍軍の撤退を早めて占領を終わらせようなどと一般の市民は考えてはいない。あまりの治安悪化に、「まず治安回復してから多国籍軍は撤退を」という声が増えてきた。

治安が回復されるのは、いったいいつのことになるのか。モスルで武装勢力掃討作戦を指揮するイラク軍司令官に訊いたことがある。半年前には「あと1年で治安を回復できる」と言った司令官。今回、あらためて同じ質問をした。一瞬の沈黙のあと、「2年以上はかかる」と彼は静かに言った。


yoshida_side.gif yoshida_side.gif yanagimoto_APN__banner005.gif ogura_side.gif ooba_APN_banner004.gif sakamoto_side.jpg tamamoto_side.gif sakamoto_side.jpg 戦争の現場から リムジンガン

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