rimjingang-No2-hs-s.jpg
季刊誌 北朝鮮内部からの通信〜リムジンガン 第2号・夏号
ご注文はこちらへ


ico_new2.gif北朝鮮不動産取引の怪 リムジンガン
〈解説〉住宅闇市場と横行する不正腐敗 1
朝鮮において、国家による住宅供給制度は、既に一九八〇年代から不正腐敗にまみれながら崩れていったといわれる…

ico_new2.gif市場の民衆たちがもつ「統一」のイメージ [民衆の暮らし]リムジンガン
党と国家の宣伝教化によって形成され、学者や教員、作家、記者らを通して植えつけられた住民たちの統一観は、かつては次のようなものだった…

ico_new2.gif北朝鮮―08年食糧危機の実態と背景を探る 5(リュウ・ギョンウォン)リムジンガン
5 一九九〇年代後半の食糧危機との違いと共通点
これまでにも少し触れたが、一九九〇年代の食糧危機は当初、労働者地区と都市で発生した…

ico_new2.gif北朝鮮―「ジャガイモも米だ」[ことば] リムジンガン
会議場の室内温度計の水銀柱が久しぶりに二度を示している。 なぜかこの地方に、突然、中央党からの講師がやってきて、幹部講演会を行うという非常召集令が下ったため…

北朝鮮―08年食糧危機の実態と背景を探る 4(リュウ・ギョンウォン)リムジンガン
4 食糧危機の原因となった施策
一党独裁政治の朝鮮におけるさまざまな危機発生には、党と政府のそれぞれの問題が複合的かつ無秩序に絡み合い影響を及ぼしている…

もっと見る

玉本英子の現場手帳 2007年4月9日

フセイン政権崩壊4周年

tama_iraq_women.jpg

【「フセイン政権解放」記念マラソン大会で5キロを走る女性たち。4月9日アルビルにて撮影】


今日はフセイン政権崩壊4周年でイラクは休日。バグダッドでは、今日の朝5時から(明日の朝5時まで)外出禁止令が出ているため、市民は外に出られない。さきほどバグダッドの友人から電話があった。「今朝も爆弾の音で目が覚めたよ。フセイン政権崩壊で喜んだのは最初の1年だけ。何もしてくれない今の政権には失望しかない」。

一方、ここアルビルは外出はできる。今日は市内で「フセイン政権解放」を記念したマラソン大会がおこなわれた。5キロと10キロの2コースに分かれ、8歳から66歳までおよそ300人が参加した。

tama_iraq_naz.jpg

【5キロを走るナズちゃん(8)。長距離走は3回目だという】

私が注目したのは、8歳のナズ・タハシンちゃん。参加資格は12才以上と聞いていたが、彼女は特別だったのか。大人顔負けの走りぶりで大声援を受けていた。女子の部で12位(50人中!)。

参加走者に4周年の思いを聞いた。
バハール・カスムさん(女性・19)は「4年前、圧政から解放されたことでクルド人は自由になれた。この日に走れることは本当に幸せ」。アマン・アジズ・モハマッドさん(26)は「4年たったが、今もバグダッドでは多くの人たちが苦しんでいる。かれらのことを忘れてはならない」と話した。アルビルには、バグダッドを中心に今も月に1500人以上の人びとが避難してきている。地元市民もその状況をよく知っているのだ。

この大会を組織したのは、サラ・サミアブドゥルラハマン・スポーツ財団。サラ氏は、2004年2月にアルビル市内で起きた自爆攻撃(98人死亡)で亡くなった。スポーツを通じて平和を願う、今のイラクで非常に意味のあるマラソン大会だったと思う。