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季刊誌 北朝鮮内部からの通信〜リムジンガン 第2号・夏号
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ico_new2.gif北朝鮮不動産取引の怪 リムジンガン
〈解説〉住宅闇市場と横行する不正腐敗 1
朝鮮において、国家による住宅供給制度は、既に一九八〇年代から不正腐敗にまみれながら崩れていったといわれる…

ico_new2.gif市場の民衆たちがもつ「統一」のイメージ [民衆の暮らし]リムジンガン
党と国家の宣伝教化によって形成され、学者や教員、作家、記者らを通して植えつけられた住民たちの統一観は、かつては次のようなものだった…

ico_new2.gif北朝鮮―08年食糧危機の実態と背景を探る 5(リュウ・ギョンウォン)リムジンガン
5 一九九〇年代後半の食糧危機との違いと共通点
これまでにも少し触れたが、一九九〇年代の食糧危機は当初、労働者地区と都市で発生した…

ico_new2.gif北朝鮮―「ジャガイモも米だ」[ことば] リムジンガン
会議場の室内温度計の水銀柱が久しぶりに二度を示している。 なぜかこの地方に、突然、中央党からの講師がやってきて、幹部講演会を行うという非常召集令が下ったため…

北朝鮮―08年食糧危機の実態と背景を探る 4(リュウ・ギョンウォン)リムジンガン
4 食糧危機の原因となった施策
一党独裁政治の朝鮮におけるさまざまな危機発生には、党と政府のそれぞれの問題が複合的かつ無秩序に絡み合い影響を及ぼしている…

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坂本卓のクルディスタン日誌 バグダッド従軍日誌 (13) 米兵の胸のうち…2

バグダッド従軍日誌(13) 米兵の胸のうち…(2)

【1日の任務を終え、司令部に戻ってきた米兵。武装勢力の攻撃が激化し、ボディ・アーマー(防弾胴衣)も上腕まで覆う強固なものに】

バグダッド、アーメル地区前線司令部は、以前は学校の建物だったという。校舎はいま防護壁で囲まれ、土のうが高く詰まれ、窓はすべてふさがれている。普通の住宅地の只中に、いきなり野戦基地があるようだ。

米陸軍第1歩兵師団、コティ少佐は話を続ける。
「この2ヶ月で4人戦死。負傷者はもう毎日だ。だけど、その数倍は敵を殺したよ」
少佐はさらりと言ってのける。目の前にいるこの人は、もう20人を超える人間を殺しているのだ。

敵にどんな理由があろうとも、「容赦なく殺す」のが命令であり、悩むことは自分の死につながる。
相手が「テロリスト」であるか、ないか。その判断は、自分が生き残ってはじめてできる。自分が死んでからでは遅い。その「テロリスト」はなぜ生まれ、誰によって作りだされたのか。それを考えるのは兵士の役目ではない。

「自分は兵士だ。攻撃してくるものは拘束するか、殺すかだ」
少佐は、やはり、さらりという。それが彼のイラクでの仕事であり、戦争の「プロ」としてその任務を忠実に遂行しているのだ。

【米軍のM136バズーカ砲。「市街戦では民間人の犠牲を避けるために使うことは少ない」という米軍だが、そんなことはない。市民がいても撃つときは撃つ】

自衛官が、「外国の戦地」で同じことを言うようになるのは、もう遠い将来のことではない。
自衛官はその覚悟ができているのだろうか。そして日本社会はその覚悟が本当にあるのだろうか。
「それでも必要なことだ」「かまわない」と言えるだけの根拠を示せるほど、私たちは戦争の現実を知ろうとし、議論をしたうえで、決断をしようとしているのだろうか。

イラクはあとどのぐらいで治安が回復すると思うか。私はきいた。
「それは状況次第。イラク人がまとまれば事態は好転するし、まとまらなけりゃいつまでもこのままだろうな」
 
イラクは、まとまるどころか、分裂の危機を迎えている。
アメリカはじつは「イラク分裂」のシナリオを待っていたんじゃないのか、と私は言った。

「それは、政治のカテゴリーだ」
少佐は、そう言いながら、土のうでふさがれているのに、窓に目をやった。

コティ少佐のイラクでの任期は、あと1年という。
「きみとは、こんどは別の場所で会えるといいな。ここじゃなくてね」
少佐は笑った。

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イラク・トルコ・イラン・シリアにまたがるクルディスタン。分断民族クルド人とは。クルド問題とその他の地域も取材中(坂本卓/アジアプレス)