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小倉清子のカトマンズジャーナル〜「国家不在」のなかで起こった暴動

「国家不在」のなかで起こった暴動

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【「アネコット文化グループ」のマオイストの踊り】
 カピルバストゥ郡での暴動は、西隣のダン郡にまで飛び火したようだ。ラマヒとトゥルシプールで、暴徒が民家を襲ったりしたため、昨日から外出禁止令が布かれている。

報道された内容を見る限り、どんな人たちが暴動を起しているのかが非常にあいまいだ。

昨日はカピルバストゥ郡パテルデヤ村で、暴動に関連したとして警察に拘束されたいた3人が、警察官の目の前で殺されると言う事件もあった。

3人のなかにはムスリムの人も含まれている。また、ダン郡ラマヒでは暴徒が、バザールにある二つのモスクを襲ったと報道されている。

カトマンズにはなかなか詳しい情報が伝わってこないが、これらの報道を見る限りでは、地元ではどうも、「ムスリム対パハリ」という対立の構図があるようにもとれる。

最初にカピルバストゥで殺害されたモイン・カーンがムスリムだったためだろうか。

なかなか表のメディアには見えてこないが、8党間ではネパール会議派の党総会のあと、暫定立法府の特別議会を召集して、共和制宣言の動議を出すという話しが出ているとも聞く。

マオイストは特別議会の召集を要求して、議会でコイララ首相に対する不信任案を提出することを決定している。

日本を含めたさまざまなな外国政府や国際機関から「11月選挙を実施するように」という圧力がかかるなか、制憲議会選挙を来年3月に延期する話も出ていると聞くが、これも決定されるのは24日にNCの党総会が終わったあとになるだろう。

 人権活動家のグループがカピルバストゥ郡暴動の現場に入ってから、タライで「国家不在」の状況がいかに深刻となっているかが明らかになっている。被害の状況をCDO(郡行政長官)がちゃんとつかんでいない。

警察署があっても、状況のコントロールの役に立っていないなど。タライの治安をコントロールしないかぎり、11月選挙は不可能だ。


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