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季刊誌 北朝鮮内部からの通信〜リムジンガン 第2号・夏号
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ico_new.gif北朝鮮―「私は政治犯収容所に10年いた」 リムジンガン
北倉(プクチャン)18号管理所出所者の証言 11
「第18号管理所」事件
醜い勢力争いが止むことのない朝鮮では、まともな人間が一夜のうちに逆賊に仕立て上げられたり、忠臣になったりする。政局は不安定になり、連日のように政治事件が起こる…

ico_new.gif北朝鮮経済官僚極秘インタビュー リムジンガン
我が国の経済動向 11
改革をはばむ権力者の不正腐敗
外部では、朝鮮に「変化がある」と見る意見と「変化がない」という意見に分かれているが実際はどうなのか?
ケ・ミョンビン:変化がないといえば語弊があるが、ではどんな変化があるのかというと…

ico_new.gif北朝鮮―「私は政治犯収容所に10年いた」 リムジンガン
北倉(プクチャン)18号管理所出所者の証言 10
「龍城事件」
以前に書いたように、党・国家の幹部を数知れず葬り去ったことで朝鮮社会に轟いた「龍城(リョンソン)事件」が、実はでっちあげだったことが明確になったことにより…

ico_new.gif北朝鮮―またも始まった市場の「抑制」 リムジンガン
「民衆はだんだん嫌になっています」6
「将軍様一人だけが改革開放に反対」
シム:本当は朝鮮人みんなが改革開放だけを願っているのに、幹部の誰一人として、将軍様に一言も率直に言わないんだからな……

北朝鮮―軍人による女子大生暴行殺人事件 [事件・事故] リムジンガン
二〇〇六年夏のある日の晩、清津(チョンジン)市にある軍官学校(士官学校)近くを通りかかった女子大生が、数人の軍人に拉致され、暴行されて殺害された…

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坂本卓のクルディスタン日誌〜すでに越境しているトルコ軍 (2007/10/18)

■すでに越境しているトルコ軍

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【イラク領クルディスタンの町アメディエに「駐留」するトルコ軍の軽戦車。後ろの建物はアメディエ町役場。クルディスタン旗が見える。この「奇妙な」光景を見たときには驚いた。(2005年撮影)】撮影:坂本卓
クルド情勢が再び緊迫している。トルコ軍がPKK掃討を目的としてイラク北部への越境の最終準備をしている。じつはもう何年も前からトルコ軍はいつも「越境するぞ」といって大騒ぎをしているわりには、フセイン政権崩壊後、イラク領への公然たる越境はしてこなかった。今回はトルコの国会(大国民議会TBMM)が賛成多数で軍に承認を与えたというものであり、にわかに緊迫感が増している。

これに対し、イラクのクルド勢力は、領土侵犯はいかなる理由でも認めない、との見解で一致し、強硬な姿勢も辞さないとしている。このためアメリカは、トルコに自制を強く促しているが、この緊張の高まりは、原油価格にも大きな影響を与えている。

トルコ軍の越境攻撃はPKK壊滅のための伝家の宝刀のような伝えられ方をしているが、果たしてそうだろうか。

じつは、トルコ軍はこれまで国境線を越えた攻撃はなんども繰り返してきた。PKK掃討名目に国境線をはさんでイラク領に迫撃砲攻撃を加えてきたし、ゲリラキャンプには空爆もおこなっている。ゲリラ拠点だけでなく周辺の村々まで被害が及ぶような無差別砲撃に対し、クルド政府は抗議をおこなっているが、攻撃は続いてきた。

今回、大きな問題となっているのは、軍が実際に地上兵力をもってイラク領内に侵入し、PKKと交戦する事態が起きるかどうかだ。しかし、イラク側のドホーク県一帯の国境線近くの町々では、トルコ軍が部分的に駐留してきた。

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【トルコとイラクの国境地帯の山々は多くの地雷が敷設されている。写真は一部撤去された地雷の処理区域を示す警告板(2005年撮影)】撮影:坂本卓
これはPKKがPDK(クルディスタン民主党)と激しく抗戦していた97年を前後して、トルコ軍と10年という期限つきでPKK対策として越境駐留を認める特殊な協定を結んだPDKの決定が背景にある。ところが、協定の期限のきれた今年になってもトルコは軍部隊を撤収させようとはしなかった。

一昨年、トルコと山づたいに国境を接するイラク領アメディエの町を訪れたときのことだ。町の中心部にトルコ軍の軽戦車が鎮座し、石壁に囲まれた"要塞"のなかにトルコ兵がいた。この光景にはさすがに驚いた。地元の人によると、もう10年ちかく居座っているという。クルディスタン政府も、イラク政府もこの越境駐留は「黙認」している。

町を見下ろすようにそびえる山々のつらなる峰。その反対側はもうトルコ領、ハッカリ県のチュクルジャだ。ここでは、いまもトルコ軍とPKKの激しい衝突が繰り返されている。

今回は大規模な地上兵力を投入しての軍事作戦が明確に企図されている。PKK包囲網づくりにトルコ政府は躍起だ。イラク政府もクルド政府も表立っては「侵攻反対」の立場をとっている。何らかの混乱といくつかの「派手な」出来事はあるだろう。しかし、水面下では「PKK問題解決のロードマップ」ができあがっている感じがしてならない。果たしてそうなら、トルコ、イラク、クルド政府、アメリカ、そしてPKKは、どこに「落としどころ」をもっていくのだろうか。

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イラク・トルコ・イラン・シリアにまたがるクルディスタン。分断民族クルド人とは。クルド問題とその他の地域も取材中 (坂本卓/アジアプレス)