![]() 取材中のリムジンガンの記者 シン・ドソク(左) |
20代から30代の若い男性3人が、酒の席で「理論食事」に熱中している。
「理論食事」とは、美味しい料理、豪華な料理をテーマに話に花を咲かせることを言う。食糧難の続いた北朝鮮では、庶民にとってうまいものを食うことは、想像上の出来事になってしまっているわけだ。
酒が回れば、「理論食事」をつまみに、また話が弾むのだ。食べ物の話から出てきたのが、収容施設に入れられれば飯が食えるという現実の話だった。
トクス:俺が中学校一年の時は10ウォンあれば干しタラを3匹は食べられたものだ。
ヨンギル:そうだね、先輩の家は「共産主義」を味わった方なんだな。
ミョンハク:うんうん。干しタラをビールのつまみにしたものだ。
トクス:よかったよな本当に。タラ、ホッケ、イワシなんか、水産物(国営水産物商店)の人たちが街中を回って「買ってください」と売り歩いていたんだから。
ヨンギル:ほんまに大昔のことだよ。僕が学校に通ってた頃には、そんな話題が出てもピンと来なかったもんなあ。昔話のようなもんだよ。
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