![]() 90年代後半、ジャンマダンは「猫の角の他ならなんでもある」と言われるほどに急成長した。ごった返す元山のジャンマダン。(1998年10月江原道元山市 アン・チョル撮影) |
我が国の経済動向 6
市場経済の発展
石丸次郎:いったい、朝鮮における「市場」とはどのようなものだと理解すればよいか?
ケ・ミョンビン:第一に、堕落、転落した国家による配給制に成り代わって、対外的にも少し開放された「ジャンマダン式全国流通網」(注)が挙げられる。
苦難の行軍の出発点を見てみると、配給制に縛られて暮して来た人民は、労働力の他に何も持たない本当の無産者だった。
彼らは自然に、いや、「赤旗を守れ」という国家の要求を払いのけて、労働力の消費需要があって、唯一その交換が行われるジャンマダンに、一人二人と集まり始めた。
荷物を運ぶ人、家具を作る人、ホウキを編む人、タバコを巻く人、畑で耕す人など、次から次へ自分の労働を売って、精一杯「商品」を作り始めたのだ。
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