![]() 深刻なエネルギー難で工業都市の清津ではとうとうポンプが動かなくなり、水道もまともに出なくなった。井戸や水の湧く所にポリタンクを持って行って水を汲むのは日課になったという。(2006年10月 リ・ジュン撮影) |
ずっと北朝鮮の女性たちを苦しめてきた水問題は、近年さらに深刻化し、いまや社会的政治的問題となってきている。
「米・電気・水」。2006年に至ってもこの「三大問題」すら解決できずにいる沈没船「先軍号」から距離を置こうとする幹部たちの姿があちこちで見られる。
労働者のチュンサムとホソクは、貧しい地区に住む朝鮮戦争後に生まれた世代だ。
彼らの友人であるギョンイルもかつて同じ地区に住んでいたが、幹部である彼は少し前に他の村へ引っ越した。
この資料は、この三人の幼なじみが2006年11月に集まった時のものである。
チュンサム:それはそうと、ギョンイル、今年の冬は水道が出ないというのは本当か?
ホソク:お前、引っ越した先は電気も来てないんだろ?ロウソクでも灯して暮らしてるのか?
ギョンイル:新しい家にはポンプを入れたんだ。水道ぐらい、国家がくれるならもらうし、くれないなら自分で解決せんとな。
それで、朝な夕なポンプで水汲みさ。女房もポンプ、俺もポンプ。
チュンサム:たしかに、党の「自力更生」のスローガン貫徹のためには、幹部が先頭に立たんといかんもんな。各自、自分の家でやれってな。ハハハ。
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