rimjingang-No2-hs-s.jpg
季刊誌 北朝鮮内部からの通信〜リムジンガン 第2号・夏号
ご注文はこちらへ


ico_new.gif北朝鮮―「私は政治犯収容所に10年いた」 リムジンガン
北倉(プクチャン)18号管理所出所者の証言 11
「第18号管理所」事件
醜い勢力争いが止むことのない朝鮮では、まともな人間が一夜のうちに逆賊に仕立て上げられたり、忠臣になったりする。政局は不安定になり、連日のように政治事件が起こる…

ico_new.gif北朝鮮経済官僚極秘インタビュー リムジンガン
我が国の経済動向 11
改革をはばむ権力者の不正腐敗
外部では、朝鮮に「変化がある」と見る意見と「変化がない」という意見に分かれているが実際はどうなのか?
ケ・ミョンビン:変化がないといえば語弊があるが、ではどんな変化があるのかというと…

ico_new.gif北朝鮮―「私は政治犯収容所に10年いた」 リムジンガン
北倉(プクチャン)18号管理所出所者の証言 10
「龍城事件」
以前に書いたように、党・国家の幹部を数知れず葬り去ったことで朝鮮社会に轟いた「龍城(リョンソン)事件」が、実はでっちあげだったことが明確になったことにより…

ico_new.gif北朝鮮―またも始まった市場の「抑制」 リムジンガン
「民衆はだんだん嫌になっています」6
「将軍様一人だけが改革開放に反対」
シム:本当は朝鮮人みんなが改革開放だけを願っているのに、幹部の誰一人として、将軍様に一言も率直に言わないんだからな……

北朝鮮―軍人による女子大生暴行殺人事件 [事件・事故] リムジンガン
二〇〇六年夏のある日の晩、清津(チョンジン)市にある軍官学校(士官学校)近くを通りかかった女子大生が、数人の軍人に拉致され、暴行されて殺害された…

もっと見る

小倉清子のカトマンズジャーナル〜マオイストはなぜ圧勝したのか

マオイストはなぜ圧勝したのか

ogura_A.jpg風邪をこじらせてしまい、なかなか熱が下がらない。夜は咳が出て眠れない。それでも、休んでいるわけにもいかないのが、つらいところだ。しばらくすると、マオイストのリーダーたちも忙しくなるだろうと思い、今のうちにインタビューをしておこうと、頑張って外出するのだが、帰宅すると途端に熱が上がるという日が続いている。

夕方は、文化人類学者が今回の選挙を観察した報告会を見に行った。彼らがまったく異なる視点で見ているのが面白かった。今回、マオイストが圧勝をした理由について、これからさまざまな分野の人がいろいろな解釈をするのだろうが、報告をした一人が言っていた「この12年間、村人の近くにいたのはマオイストだけだった」というのが、一番、真実に近い答えなのだと思う。

都市部では、もちろん、異なる答えがあるのだが(労働者層へのマオイストの浸透と、選挙キャンペーンのインパクトが主な理由だと私は思っている。とくにカトマンズ盆地では、投票の直前になってマオイストに入れようと思った投票者が結構いると思う)、山岳地帯の村々では、内戦中の10年のほんとどの期間、村にいるのはマオイストだけだった。

私はずっとロルパで観察を続けてきたが、ロルパではマオイストはすでに“権威(あるいはpower)”として確立しており、日常生活のなかでの彼らの存在は外の人間には理解ができないほどに強く根付いていたのだと思う。

プログラムのあとに、何人かの外国人と話していて、ほぼ全員が「マオイストは脅しの手段を使って勝利した」という印象を話していた。メディアの報道をそのまま受けて止めているようだった。しかし、すでに多くの権威ある人たちが「今回の選挙は、ネパールで開かれたこれまでの選挙のなかで最も平和だった」という発言もしている。私自身、自分のフィールドで検証をするつもりでいる。