ロルパの選挙
今回もまた、ロルパに行ってきた。行きに、ダン郡ゴラヒに1泊をして、帰りはネパール・ジャーナリスト総連の総会に出席するロルパのジャーナリストのグループと一緒に、夜行バスの旅だった。
20時間を超えるバスの旅はさすがに身体に応えたが、馴染みの人たちと一緒だったので、飽きることなく、カトマンズに着くことができた。
今回のロルパ行きの目的は、先日の制憲議会選挙がロルパでどう行われたかを知ること。詳細をここに書くつもりはないが、現地に行かないとわからない情報を十分に得ることができた。
結論を簡単に書くと、ロルパでは、選挙は確かに「平和的に」行われたが、これは「大きな暴力事件がなかった」という意味。ネパール会議派や統一共産党が「投票は、マオイストが作り出した“恐怖の環境”のなかで行われた」と主張しているが、これは、確かに否定はできない。
不正も確かにあったが、これは、これまでの総選挙でネパール会議派や統一共産党もやってきたこと。いずれにしても、こうしたことが今回の選挙結果の大勢に影響したとは思えない。いろいろな意味で、「マオイストの勝利」は動かせない事実である。
前回のブログで、「ネパール会議派は、国民のmandateはマオイストが政府を作ることにあるということをわかっている」と書いたが、これは大きな誤りだった。
彼らは、これだけ選挙に大敗しても、まだ、自身で政府を操るつもりでいる。今回のような結果が出たら、党首は辞任をするのが当然だと思うのだが、コイララ首相は何と、大敗の責任を負って辞任を宣言したスシル・コイララ党首代理の辞任を取り下げた。
ましてや、自身が辞任をするなどという考えは、このご老人の頭のなかにはまったくないようである。呆れて物も言えない。加えて、「今のNC主導の政府を継続すべき」などと主張しているデウバ前首相や、ラムサラン・マハト財務大臣の厚顔無恥さ加減には、嫌悪を感じる。
マオイストは昨日まで開かれていた中央委員会議で、他政党が新政府への入閣を拒否しても、単独で政府を発足させることを決定しているが、NCはそれを容易に認めるだろうか。第一政党にはなったものの、マオイストにとっては前途多難なことに変わりはない。




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