今月25から28日のあいだに最初の議会を開催

今朝開かれた6党首会議は結局、制憲議会の最初の会議を5月25日から28日のあいだに開催することと、その準備委員会を設置することを決めただけで、新政府に関しては何も結論を出さずに終わった。会議中、コイララ首相が突然、「一つの国に二つの政府と二つの軍はいらない」といって、マオイストを非難しだしたそうだ。
プラチャンダ党首は、「そのために、われわれは和平交渉に来たのだ」と答えを返したというが、コイララ首相は今さら、何を言い出すのだろうか。マオイストの軍を早く解体しろとでもいいたいのだろうか。
UNMINは7月23日に期限が切れる前に、ミッションを終了することを決め、すでに撤退体制に入っている。Ian Martin代表はスタッフに対して昨日、その旨を告げ、次の就職先を探すよう伝えたそうだ。
Martinは「制憲議会選挙は和平プロセスの一部でしかない。まだ、和平プロセスは終わっていない」として、UNMINの期限延長を望む発言をしていたが、マオイストのリーダーは「これ以上、UNMINは必要なし」という発言をし(党決定はまだだと聞いた)、インド側もUNMINの期限延長を望まない発言をしていた。
UNMINの仕事ぶりに関しては、さまざまな批判があったことは確かだが、軍併合とそれにともなうマオイストの武装解除の問題を解決することなしに、彼らを帰してしまって、本当によいのだろうか。
併合問題に関しては、「マオイストに職業訓練をして、就職口を捜してやればよいだろう」とか、産業用治安部隊を結成する話が出ている。しかし、マオイストのPLAの関係者と話をすればわかることだが、彼らがこうした案を簡単に受け入れるとは思えない。
彼らにとって、武装解除とは、イコール、軍の併合で、ネパール軍との併合がないかぎり、武装解除をするつもりはないのである。そもそも併合問題はマオイスト側だけの問題だけでなく、ネパール軍内の民主化とも関わる問題である。
新生ネパールは新しい国軍なしにありえない。ネパール軍も縮小・再編成することが必要だが、そのためには、両軍を併合することを真剣に考えないといけない。“併合”というと、1+1=2の考えで、二つの軍をすべて合併すると考えがちだが、そうではなく、両者をいったん解体して、縮小する形で、両者から選ばれたメンバーで国軍を再編成するということだ。「コミュニストが国軍に入ることなどありえない」という意見も多く聞かれるが、現在の国軍の中枢は“国王派”で占められる。
彼らも決して“中立”ではないのだ。いずれにしても、この問題は近い将来、大きな対立のもととなりそうだ。



