5月28日に制憲議会を開催
コイララ首相は先ほど、今回の選挙で当選者を出した25政党に対して、5月28日午前11時に制憲議会を開催する旨を伝える書簡を送った。議会が開かれる場所は、ナヤバネスワルにあるビレンドラ国際会議場(BICC)、すでに準備は着々と進んでいる。
何度も書いてきたように、制憲議会の初日には、正式に王制が廃止されて、ネパールは共和制に移行することになる。“国王”としての残された日々はあと半月ほどとなったわけだが、ギャネンドラ国王夫妻は今日、ダチンカリ寺院に参詣した。
テレビのニュースでは、国王が自身で車を運転して寺院を出る様子が放送されていた。国王は、宗教的・文化的行事をつかさどる存在としてい続けたい意図をプラチャンダ党首に伝えたらしいが、マオイストは制憲議会の初日のあと、国王には一切の役割も与えずに、“一般国民”として暮らすべきという党決定をしている。
国民民主党ネパールのカマル・タパ党首は今日開かれた記者会見で、「新憲法を制定する前にあわてて共和制に移行すると、危機に見舞われるだろう」と発言していたが、ここまできて、共和制への移行を阻止することは無理な話だろう。それにしても、かつてはマオイストを目の敵にしていたカマル・タパ前内務大臣が、「マオイストの態度は変化した。
責任ある政党のように振舞っている。新政府はマオイストが率いるべき」と、まるでマオイストにおべっかを使うような発言をしていたことが気になる。プラチャンダ党首は選挙後、国王との橋渡し役として、タパに何度も会っているが、両者は一体どんな話し合いをしているのだろうか。
制憲議会が始まるまでの15日間に、新政府を発足することは可能だろうか。現暫定憲法に、選挙後の新政府発足に関する条項がないために、現政府が辞任しないかぎり、新政府は発足しないことになるが、コイララ首相は議会前に辞任をする気配がない。
あるいは、暫定憲法を改正してから、新政府発足というプロセスになるかもしれない。マオイストは「暫定憲法改正の必要なし」という意見だが、マデシ・ジャナ・アディカール・フォーラムとNCを含む政党は、議会が首相を今の3分の2以上の議席から、過半数の議席で解任できるよう改正することを主張している。開催まで2週間を残して、問題山積。果たして、本当に共和制になるのだろうかという疑問がまだ残る




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