お米と物価高
度重なる燃料費の値上げで、物価高は歯止めがかかるどころか、ますます加速しているようだ。首都圏を含むバグマティ・ゾーンのバスなどの交通業界は、35%の運賃値上げを求めているし、飛行機の燃料も値上げされて国内便の航空運賃も値上げは間違いない。
カトマンズは再びガソリン不足で、政府経営のガソリン・スタンド前には車やバイクの長蛇の列である。人間にしろ、貨物にしろ、運賃の値上げは直接物価高につながる。
扶養家族が多い我が家でも、この物価高で、さすがに家計が心配になるほどになってきた。いつも買っているジラマシナというネパール米が先日、30キロあたり、突然、200ルピー値上げされて1450ルピーになった。多いときには、10人分を超える食事を作ることもある我が家では、30キロの袋を2つ、あるいは3つまとめて買うのだが、実は、半年ほど前に精米所から直接買っていたお米が1キロあたり50ルピーを超えたため、ワン・ランク下げた米に変えたばかりだった。
さらにランクを下げるわけにはいかないので、もっと安い別の店を探さないといけないなと思っている。それほど、贅沢な食生活をしているわけではないが、ご飯が美味しくないと、食事が美味しくなくなるため、あまり安いお米にするわけにもいかない。
野菜や果物は旬のものが安いため、なるべく、季節にとれるものを食べるようにしている。しかし、食用油や毎日飲む紅茶用のミルク(毎日少なくとも、5〜6パック−3リットル−を消費している)、料理の基礎になる玉ねぎやジャガイモなどは消費量を減らすわけにもいかず、「高い、高い」と文句をいいながら、買わないわけにもいかない。
私は、どうしても日本食がないとだめというわけではないため(お米も日本米は必要なし。インディカ米で十分美味しいと思う)、味噌と醤油は常備しているが、高い日本食材が売っている専門店に行くこともない。日本で働いているときには、ほとんど外食の生活だったが、こちらに来てからは、外食はめっきり少なくなった。
自宅の食事に十分満足していることもあり、人と会うとき以外にレストランに行くことはめったにない。それでも、ここ1,2年の毎月の食費の急騰は、かなり懐に応えている。公務員でもないかぎり、手当てがつくこともなく、ネパール人のほとんどの家庭で収入が増えているわけではないだろう。一体、どうやって賄っているのか、聞いてみたいところだ。



