ビルマ潜入紀行〜東南アジア最後の軍事独裁国家からの報告〜(25) 【大場玲次】
多様な民族のすがた(上)

【「ピグミー(身長100cm〜130cm)」でもあるタロン民族のクルーテッェさん(ラワン語の通名はダウェ、推定55歳)。現在、ビルマにおけるタロン族はダウェさんの姉ナムセインさん(推定70歳)と妹ンヌン(年齢不明)の一家3人しか残っていない。この一家がいなくなってしまうと、ビルマにおけるタロン民族は消滅してしまう】
2007年8月半ば、ビルマ(ミャンマー)の行政区の最小の地域であるカヤー州(カレンニー州)に足を踏み入れた。
それによって、現在のビルマ行政区分である7州7管区の全てを訪れた。
ちなみに、「州」は主にビルマを取り巻くタイ・中国・ラオス・インド・バングラディシュと国境を接しており、カチン州やカレン州など、主だった諸民族の名前がつけられている。
「管区」は、主に人口の多数がビルマ人が占めているとおおまかに説明されている。
ビルマはこのとき、8月15日に実施された石油燃料の値上げを発端とするデモで政治的に混乱が続き、これまで以上に取材が困難になっている。
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