王宮内に歴史文書が見つからず
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昨日のマオイストの方針転換に関して、案の定、ネパール会議派のリーダーは「受け入れられない。大統領は政党の人間とすべき」と反対の意を表明している。
彼らの意図はギリジャ・プラサド・コイララを大統領にすることにあるのだから、これは当然のことと言えよう。昨日は3党会議は開かれなかったが、マオイストと統一共産党がトップ会談を開いている。
この席で、マオイスト側は「大統領は党首以外の人であれば、党の人でも受け入れる」と言ったという。あるいは、コイララ現首相が大統領になるのを避けるために、UMLの前総書記のマダブ・クマール・ネパール、あるいはサハナ・プラダン外務大臣でも良し、と話した可能性もある。マオイストは、セレモニアル大統領に関する彼らの主張を他党が受け入れれば、「過半数で政府を発足・解任できる」と暫定憲法を改正することに関しても、譲歩する可能性を見せている。
ここまで来ると、あとは新政府のパワー・シェアリングの問題で、マオイストとUML、そしてマデシ政党も含めてうまく話しがまとまれば、今度はネパール会議派の立場が弱くなる可能性が高い。
政府がギャネンドラ元国王にすでに国有化されているナガルジュナ離宮を提供する決定をしたことに関して、昨日の制憲議会でも強い批判の声が上がった。マオイストのYCLも「国有化されたナガルジュナを期限を特定せずに、元国王に提供することは、国民の意思に反すること」と、政府に決定の取り消しを求める声明を出した。
マオイストのリーダー、C.P.ガジュレルや、人民戦線ネパールのギリラジ・ポカレル保健大臣らもすでに、反対の意を表明しているが、この政府決定は政府(とくにシタウラ内務大臣、マオイストの指導層も含めて)の“甘さ”が出た判断で、よく考慮をせずに決定したことが明らかだ。
政府決定は「次のアレンジができるまでのあいだ」ナガルジュナを提供するとしているが、狡猾な元国王がこのあいまいな表現を利用して、次のアレンジも政府がしてくれるものとして、ずっとナガルジュナに住み続けるのではないかという疑いの声がすでにあがっている。
一方、ナラヤンヒティ王宮内の歴史的文書などを調査する政府委員会は、王宮内に歴史的な文書や装飾品などが1点も見つからなくて困惑していると伝えられている。
将来、博物館にするために、展示物が何もないということだ。「何もない」という状況は、誰が考えてもありえないわけで、誰かが隠したか捨てたかしたとしか考えられない。これほど非協力的な人たちに、なぜに過剰な温情をかけなければならないのかと思うのは自然な心理だと思う。





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