ビルマ潜入紀行〜東南アジア最後の軍事独裁国家からの報告〜(26) 【大場玲次】
多様な民族のすがた(下)


【ビルマは英国の植民地であったということは知られている。だが、ビルマ南方地域は一時期、ポルトガル人に占領されていたことがある。その末裔が今もひっそりと、ビルマの第2の都市マンダレー郊外に住んでいる。宗教はキリスト教(カソリック)で、目の色や顔形は西洋人だが、ビルマ語を話し、生活はビルマ人と同じである】
さて、ビルマにはいくつぐらいの民族が存在しているのだろうか。
ビルマ軍事政権によるとその数は135にも及ぶという。
軍事政権がその力の支配をゆるめないのは、「これほど多くの民族をまとめ上げるのは今のところ、軍部しかない。さもないと旧ユーゴスラビアのように国家分裂を招いてしまう」と説明している。
だが、この区分けは、それぞれの民族をどう位置づけるかによって変わってくる(民族の数は45前後だとする人もいる)。
かつて、武装闘争を続けるカレン民族の幹部から次のように指摘されたのを憶えている。
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