緑のカトマンズで思うこと
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緑がきれいな季節になった。ゴダワリに行って、水田の緑を満喫したいところだが、自宅から見える風景でも十分楽しませてくれる。
家が少し高台にあるため、この季節になると、雨の白い“塊”が盆地を移動しているのが見えるのだ。こちらでは雨が降っていなくとも、盆地の北側を雨の塊が動いていくのが見える。雷雨のときには、雷光が目の前を横切るのが見えることもある。カトマンズ盆地の標高の高さを改めて実感する瞬間でもある。昨日は午後遅く、スワヤンブーのお寺がある丘と、その背後にある村々が、とてもきれいに見えた。湿り気のある緑が何とも気持ちよさそうで、思わず、行ってみたくなったほどだった。
ここ何年も、ネパール政治とマオイストに密着した仕事をしてきたせいか、共和制が実現したあと、まるで空気が抜けたように、中央政界に対する興味がなくなってしまった。
相変わらずさまざまなプログラムに呼ばれるのだが、政治家の演説を聴く気にならない。白々しく思えてしまうのは、どうしてだろう。とくにマオイスト指導層の最近の(選挙に勝ったあとの)行動には、どうも魅力と興味を感じない。ネパール政治が転換した時点で、おそらく、私自身の仕事にも大きな転換期が訪れたのだろう。
今後、どういう形でネパール政治を見ていくか、一昨年からの転換期を経験するなかで、すでに自身のなかでは決めているのだが、これからは、中心からは距離を置いて、周辺、そして末端へと逆行していくことになると思う。
今日のKantipur紙は、プラチャンダ党首がコイララを大統領とすることに「positiveな」姿勢を示したと報道しているが、マオイストはすでに中央委員会議で、「大きな政党からの大統領はダメ」という決定をしている。
それなのになぜ、妥協をしなければならないのかと、こんなところにも正直言って、うんざりとする原因がある。もっとも、最近は誤報がきわめて多い同紙のこと、このニュースもどれだけ信頼のできるものなのか、何とも言えない。





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