小倉清子のカトマンズジャーナル〜マオイスト内の原理主義者
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新政府は一体、いつになったらできるのだろう。今日は、3政党、そして、コイララ首相とプラチャンダが2回会見をしたが、合意に達することはできなかった。
引っかかっているのは、マオイストの軍併合問題とパワーシェアリングの問題。マオイスト側は、明後日までに合意に至らなかったら、現政府を辞任するといっているが、それで問題が解決することでもない。
マオイスト側は今日のコイララ首相との話し合いで、大統領については制憲議会で選挙して決めようと提案した。彼らはラムラジャ・プサド・シンを推薦するつもりのようだが、すでにマデシ政党がこれに賛同することを明らかにしている。
某郡の最古参コミュニストである私の知り合いの父親が、先日、数百人の支持者を引き連れてマオイストに入党した。統一共産党や小さい共産系政党からマオイストに流れる動きが、ゆっくりではあるが、確実に増えている。今後、この動きはしばらくの間、続くだろう。
マオイストはプラカシュが率いる政党と合併したあと、党名をネパール共産党に変えると言われている。党名の変更には党内から大きな反対が起こる可能性もあり、実現するかどうかはまだわからないが、実現すると、統一共産党(UML)の影はますます薄くなる可能性がある。
UMLのバムデブ・ガウタムはこのあいだの選挙でマオイストの若い女性に大敗したあとも、一人でさかんに「マオイストとUMLは合併をすべきだ」と主張を続けている。実現の可能性は皆無ではないが、その場合、マオイスト内強硬派が分裂をする可能性もある。
実は、マオイスト内部のリーダー間の対立が進んでいるという噂がある。このところのバーダルの発言を聞くと、原理主義的な性格を示すものが多くなってきた。
プラチャンダ、バブラムは原理主義者ではないが、あるいは、バーダルは対立の過程で原理主義者になる可能性がある。あるいはすでにそうなのかもしれない。バーダル派が党内で強くなるということは、ネパール政治が不安定な方向に向かうということだ。
現在の暗礁に乗り上げた状況は、マオイスト党内の安定にとっても非常に危険性をはらむものだ。プラチャンダ党首がどこまでバランスをとることができるか。彼にも限界があるだろう。





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