小倉清子のカトマンズジャーナル〜二人のバフンの口論
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3党のリーダーは会議、会議の毎日である。しかし、いくら会議を開いても、合意に達する気配がない。
大統領を誰にするか、マオイスト軍の併合が最大の問題。ネパール会議派は自党から(コイララ首相をということ)大統領を出すことにこだわっているし、マオイストはすでに「何としてもコイララはダメ」と結論している。
統一共産党(UML)とマオイストは左翼系政党のあいだで共通の大統領候補を決めるべく、“秘密の会合”を開いているというが、UMLがネパール前総書記を推して引き下がらないために、これも結論が出ていない。
マオイスト側はすでにラムラジャ・プラサド・シンを推すことを明らかにしているが、UMLとの会合では、「女性外務大臣のサハナ・プラダンであればOK」という姿勢を示しているとも伝えられている。
一昨日の会合では、コイララ首相とプラチャンダ党首がめずらしく強い口調で口論をしたようだ。一筋縄ではいかない二人のバフンの口論は、かなり強烈だったようで、コイララ首相はこのあと具合が悪くなり、緊急に医師を呼んだそうである。
コイララ首相は個人的に好き嫌いの激しい人で、この人から嫌われる人も、この人を嫌う人も容赦なしの嫌い方をする。たとえば、古くはダマン・ナス・ドゥンガナ元国会議長、そして因縁の深いデウバ元首相。実は、ネパールの政治家のなかで、ギリジャ・プラサド・コイララほど大勢の人から嫌われた人もいない。
バフンといえば、UMLが推しているM.K.ネパールもバフン。マオイストが政府を率いた場合、首相はプラチャンダ党首で決まっているため、この場合、大統領も首相もバフンとなり、きわめてバランスが悪い。マオイストは大統領はマデシ・女性・ジャナジャティのなかから、と主張しているが、この点では、マオイストの主張に理がある。
今日は夜遅くまで話し合いが続くようだ。マオイストは今日中に合意に達しなかった場合、暫定内閣を抜けて、“戦いの場”を制憲議会に移すとしている。しかし、今現在のニュースを聞くと、どうやら、合意からは程遠いようだ。さて、明日の朝にはどうなっているだろうか。





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