![]() 街頭で風紀取り締まりに立つ「女性同盟糾察隊」の女性たち。左腕に赤い腕章をつけている。青年同盟や職業同盟や少年団などで組織するものもある。500ウォン程度の罰金を科す権限があるという。(2006年5月清津市内 リ・ジュン撮影) |
細身のパンツに厚底サンダルを履いて、体の線を強調した格好の一人の少女が、市内に向う通りで、女性同盟の糾察隊(注1)に引っかかった。
「ピーッ!」周囲の人がびっくりして逃げ出しかねないほどの大きな笛の音が鳴り、少女は糾察隊に指差されて、その場に立ちすくんでしまった。
人通りの多い所で恥をかかされて腹が立った少女は、糾察隊のところへつかつかと近づくと、大声でまくし立てた。
「なんで私を取り締まるんですか!」
「あら、なんでだって? 自分の服装を見て分からないの?」
「分かりませんね」
「どうしてスリッパなんて履いて表を歩いてるの? みっともない」
「これのどこがみっともないんですか?」
「みっともないわよ。幹部たちが見たら何て言うか」
「これはスリッパじゃありませんよ」
「スリッパじゃないなら何なの?」
「いま流行のサンダルですよ」
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