![]() 賑わいを見せる「抑制措置」前の平壌の船橋総合市場。(2007年8月平壌船橋市場 リ・ジュン撮影) |
「民衆はだんだん嫌になっています」2 取材 シム・ウィチョン
「おばけのやりかた」
シム:市場ぐらいは大目に見て好きに商売させてくれればいいのに。そうすれば人々の苦痛も軽くなるだろうに……。
クァク:指示や布告がやたらと出たのが、この一一月のひと月間ですよ。一度や二度じゃないんですよ。
何か指示文が下りてきたら、鍋が煮立ってぐらぐらしてる間はじっとしていて、しばらく待って冷め始めたらスプーンを差し出す。ジャンマダンの商売もそんなものです。庶民たちは、何かの布告が出たなら出たで、出ないなら出ないで、どうにでも対処する方法を知ってるから。
最近では、「布告が出たばかりの時に注意すればOK。ちょっと静かにしていれば、騒ぎはじきに収まって行くから」てなもんです。しかし、忌々しいもんだ。
「商売しないで仕事をしろ、仕事!」なんて上は言うんだが、実際、仕事をやろうにも仕事がないでしょ。工場企業所はほとんど動いてないんだから、仕事なんてあるわけない。それに出勤したところで、もらえるのはせいぜい一五〇〇ウォンか二〇〇〇ウォンですよ(二〇〇七年現在、日本円一〇〇円=約二七〇〇ウォン)。これでは米一キロの値段じゃないか?! そんなんだから、職場に出ても仕方ないわけです。
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