小倉清子のカトマンズ・ジャーナル〜“裏切り”に“裏切り”を
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昨夜まで3政党間の話し合いが続いたが、NC・UMLはフォーラムの副大統領候補を支持すること受け入れており、NCとUMLがどちらかの候補者を共通候補者とすることに合意した場合、NC・UML・マデシ政党の“非マオイスト連合”が成立し、マオイストが選挙で敗北することになる。その場合、首相選でもマオイストが勝つ可能性はなくなり、マオイストは孤立して野党となり、“非マオイスト連合政府”ができることになる。
統一共産党とフォーラムは「マオイストに裏切られた」として、マオイストとの協力関係を断ったことになるが、マオイストが一環して主張しているのは「大統領・副大統領・首相・制憲議会議長」の4大職を“inclusive”にすべきということ。
冷静に各党の動きを見ると、最も筋が通っているのは実はマオイストの主張である。NC・UMLは「とにかくマオイストを負かす」目的だけで、フォーラムの副大統領を受け入れようとしているが、そうなると、大統領も副大統領も“マデシ”になる。そればかりか、昨夜の会合でフォーラムのウペンドラ・ヤダヴは「マデシ政党が新政府を率いるべき」などという、とんでもない要求を出しており、これを受け入れた場合、首相までもがマデシとなることになる。これはいくらなんでも、偏りが過ぎる。
フォーラム(ウペンドラ・ヤダヴ)の「一番たくさん“報酬”をくれる政党と組む」というあからさまな利益主義は、実に品がないが、NC・UMLの「マオイストを負かすためなら、すべてをマデシに与えてもよし」というやり方にも節操がない。今日は午前11時から制憲議会で投票が始まるが、ふたを開けてみないと結果がわからないという状況だ。





