小倉清子のカトマンズジャーナル〜ヤダヴ大統領は“小コイララ”?
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前のブログで、初代大統領のラムバラン・ヤダヴを一応ほめてみたものの、どうも、選出されたあとの行動やいろいろなメディア情報を見ていると、この大統領はあるいは“小コイララ”なのではないかという思いがしてきた。
実は、ネパールメディアのほとんどは(マオイストの機関紙を除いて)、ヤダヴを「農民の息子が初代大統領に」と、絶賛する記事を書いているのだが、これを読んでいて逆に「果たして、そうなのだろうか」という疑いが湧いてしまうのである。
ヤダヴが大統領になったことを一番喜んでいるのは、あるいはネパール軍のカトゥワル将軍ではないだろうか。ヤダヴは他の大半のネパール会議派リーダーと同様に、基本的には強硬な「反マオイスト派」である。
気になるのは、やはりコイララ・ファミリーに非常に近いこと。大統領は国軍の最高司令官でもあるが、マオイストの軍併合問題に関しては、おそらくコイララと同じ立場をとることが予測される。暫定憲法に従って、党籍は抜けたものの、あるいはギリジャ・プラサド・コイララの操り人形になる可能性はないだろうか。
さて、ヤダヴ大統領は今日、正式に大統領としての宣誓を行い、その後、コイララ首相は大統領に辞表を提出した。
これから正式に新政府発足の動きが始まる。大統領選に関連して、一連のマオイストの動きを見ていて、いろいろと考えたことがある。
早くも何人かの関係者から、これに関する意見を聞かれたが、「マオイストはUMLとの関係を切るという大きな誤りを犯した。
しかし、野党にとどまるという党決定は、今の状況でできる彼らにとって最良の決断かもしれない」と応えた。彼らは「その後の政府」をねらっている。今の状況で政府を作ると、かなり下手に出なければならないことを彼らは知っている。
マオイストに政府を率いてほしいというのは、私個人を含めた大勢の人の意見だが、彼ら自身にとっては、あるいはこれ以上の判断はないのだろうと思う。
今日はもう一つ、面白い話題があるのだが、後ほど、もう1本、書きたいと思う。
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