小倉清子のカトマンズジャーナル〜タライから戻りました
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取材のためにマオイスト軍の駐屯地に滞在し、今朝早くカトマンズに戻った。
ジャー副大統領の“ヒンディー語宣誓”に抗議したゼネストのため、タライのハイウェーは夜間のみ開通するという状況が続いており、昨日は私も某所にて、早朝から夜まで終日足止めをくらってしまった。
たまたま持っていった本(高橋義夫の『風魔山嶽党』)があまりにも面白く、何とか時を過ごすことができたが、陸路移動者がいかに大変か身を持って体験した。
それにしても、タライは暑かった。
駐屯地では、トタンでできた家に宿泊をさせてもらったのだが、これがたまらなく暑く、しかも高湿度で、滞在中、ずっと頭痛薬を飲んでもとれない頭痛に悩まされた。
さらに、いつものように、水もトイレット・ペーパーも、何ももたずに行ったのだが、これが間違いだった。駐屯地は大変な水不足で、シャワーに使う水はもちろんのこと(身体を洗うときには歩いて15分の川まで行かないといけない)、飲み水もザール(ネパールの“ビール”)のように白く濁った水しかなく、皆これを生水で飲んでいる。
燃料も十分にあるわけではないので、私のためだけに水を沸かしてくださいと頼むこともはばかれたため、私も滞在中、この白濁水を生で飲んでいた。
しかも、高温・高湿度のために、喉が渇くこと。1日に2リットルを超える水を飲んでいたのだが、さすがに、最初に濁った水を目にしたときには「99%、お腹を壊すだろうな」と覚悟した。
しかし、幸いなことに、今のところ、下痢はしていないので、どうやら、私のお腹はマオイストと同じくらいの細菌耐性はそなえているらしい。
さて、ネパールの中央政界は相変わらず、新政府発足のための動きが続いている。
8月2日と3日にスリランカで開かれるSAARCの会議を直前にして、いまだに新政府ができないため、現暫定政府はすでに辞任しているコイララ首相が率いる代表団を送ることを決めたが、マオイストと統一共産党は今日、この政府決定に反対し、コイララの変わりにヤダヴ大統領を代表として送ることを決めた。詳しいことは次のブログに書きたい。





