小倉清子のカトマンズジャーナル〜新政府を率いると、マオイスト決定
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マオイストは中央委員会議で、最終的に新政府を率いる決定をした。最小限の共通政策を制憲議会に議席をおく25政党の前にうちだし、合意に基づく政府を作ることになる。
合意に基づく政府が作れなかった場合、制憲議会で過半数をもって政府を発足させることも決定した。
さて、次の関心は、どの政党が入閣をするかということだ。ネパール会議派は今朝、統一共産党と会って、「マオイストが合意取り付けに失敗した場合、マデシ・フォーラムを含めた3党連合主導の政府を作ること」を提案したが、UMLはこれに反対の意を示した。
NCのこうした態度からも、彼らがマオイスト抜きの政府樹立を望んでいることは明らかだ。したがって、NCがマオイスト主導の政府に加わる可能性は低いと考えていい。
統一共産党は「合意の政府」にこだわっており、「合意の政府以外の政府には加わらない」としている。これは少なくとも主要4政党が入った政府ということになるのだろうが、マデシ・フォーラムは現在の状況で政府に加わるつもりはないといっており、NCの反マオイストの態度からも、4党全ての合意を取り付けることは困難だろう。
UMLは、最終的にNCをとるか、マオイストをとるか決定をすることになるだろう。
マオイスト中央委員会議では、大統領選に絡んで、統一共産党との関係が壊れたことに対する強い批判が出たようだ。
プラチャンダは最終的にUMLのマダヴ・クマール・ネパールを大統領にすることにほぼ合意していたにもかかわらず、土壇場でバブラム・バッタライを通してサウスブロック(インド政府)の介入があり、シナリオがひっくり返ったという経緯があったようだ。
今回のマオイスト指導層の“大失敗”の背後にバッタライが関係したという噂は、どれだけ真実なのか不明だが、今後の党内パワー・バランスにも影響しそうだ。
党内強硬派のキラン・バーダル派は、“3つの条件”にこだわったようだが、結局、現実的な決定を下したことになる。各地にある駐屯地で厳しい生活を強いられている元ツァパマール(ゲリラ)からも、強い圧力がかかっているのだろう。
この問題解決には与党にいかざるをえないことを、マオイスト指導層は理解していたのだろう。





