小倉清子のカトマンズジャーナル〜新政府発足まで、まだ遠し
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先日、「インディアナ・ジョーンズ」の最新作を1日違いで見逃してしまったため、今日は何としても見に行こうと決心して、バットマン・シリーズ最新作「The Dark Knight」を見に行った。
バットマンは、日本にいたときにジャック・ニコルソンがジョーカーを演じた第一作を見て以来だが、今日見た最新作は完璧な娯楽作、思う存分に楽しめた。
マイケル・ケインやモーガン・フリーマンなど、懐かしい顔を久しぶりに見ただけでも嬉しかったが、バットマンを演じたクリスチャン・ベールが、20年前に見たスピルバーグ製作の「太陽の帝国」で、飛行機の模型を持って走る印象的なシーンの少年だったとは・・・。
それにしても、かつて東京で働いていたときには、よく試写会のチケットをもらったり、時間が空くと、映画館に通ったものだが、ネパールに来てからは、本当に映画を見なくなった。
見たいと思う映画がなかなかかからないのが、一番の理由である。
カトマンズで洋画がかかる映画館は少ないが、かかってもいわゆる“大作”といわれるハリウッド映画がほとんどで、地味でも良質な映画がかかることはまずない。それでも、今日見たバットマンは、文句なしに面白い本物の“大作”だった。
さて、政治のほうは、どうもあまり書きたいと思うこともない。新政府発足を確実にするために、プラチャンダ党首は今日、党内の全組織に対して、占拠した土地を返すこと、そして、YCLの“武装活動”を止めることを指示した。もっとも、プラチャンダはこれまでに同じ指示を何度か出している。実行するか否かは、また別問題である。
UMLやNCとつながりのある週刊紙の“バブラム叩き”が続いている。一番ひどいのはUMLに近い「Dristi」だが、「バブラムはインドのエージェント(スパイ)」などと繰り返し書いた記事が目立つ。
これに対して、バブラムは今日声明を出して「自身のイメージを壊す目的のもの」と、こうした記事が事実とは異なると主張した。マオイスト党内で、指導層に対する批判があることは確かだが、一部の週刊紙が書いているように、党分裂につながるほどのものなのかどうかは不明である。
マオイスト主導の政府ができるかどうかは、まだわからない。今日発売の「ジャナアスタ」によると、マオイストはこれまで自党で独占するつもりだった3つの閣僚職のうち、財務をとって、内務と国防はUMLとNCに与える用意があるということだが、果たして本当だろうか。
今日までの動きを見ていると、まだ先は見えていない。
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