![]() 左方に見える山のように積まれた書類の前で熱心に執務中の(と演出された)金正日総書記。下から上がってきた提議書にサインをして「方針」を下すことが金正日の大切な仕事である。言いかえれば、「芸術的」な提議書を作って金正日のOKサインをもらうことさえできれば、国をも動かすことができるというわけだ。(わが民族同士HPより) |
北倉(プクチャン)18号管理所出所者の証言 12
「第18号管理所」事件
●事件の発端「申訴事件」(承前)
申訴者を放っておいたら自分たちが危ないということをよく知っているXの一派は、検閲員がテープを手に入れて平壌へと戻るやいなや、テープの内容を吟味して、早速対策を立てることにした。
X一派の目標は、自分たちの秘密を握っている申訴者全員が処刑されるよう、あらためて情報を加工することに定められた。申訴者たちが将軍様に届けたテープの内容を、さすがに全否定するわけにはいかず、大筋をテープどおりにしながら、しかし政治的に大きな問題があった、という内容をでっちあげて、提議書を作り上げたのだ。
提議書を受け取った将軍様は、「管理所」から送られてきた申訴テープの内容と、X一派が作った提議書のストーリーが合致している上に、以前に自分が受けた報告とも矛盾がなかったため、「なんだ、やっぱりこいつらに問題があったのか。悪い奴らだ。こいつらを殺してしまえ!」と、その場で処刑を承認した。
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