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季刊誌 北朝鮮内部からの通信〜リムジンガン 第2号・夏号
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ico_new2.gif北朝鮮不動産取引の怪 リムジンガン
〈解説〉住宅闇市場と横行する不正腐敗 2
住宅事情悪化の要因
朝鮮式社会主義制度の下では、国家の所有物である国家住宅の購入や交換を一般住民が行うことはありえない…

ico_new2.gif北朝鮮―嘱託殺人事件 上[事件・事故] リムジンガン
朝鮮で「嘱託殺人」事件が起きた!……と言っても、別に驚くにあたらない。国家権力の不正腐敗により無法地帯化してしまった社会では…

ico_new2.gif北朝鮮不動産取引の怪 リムジンガン
〈解説〉住宅闇市場と横行する不正腐敗 1
朝鮮において、国家による住宅供給制度は、既に一九八〇年代から不正腐敗にまみれながら崩れていったといわれる…

ico_new2.gif市場の民衆たちがもつ「統一」のイメージ [民衆の暮らし]リムジンガン
党と国家の宣伝教化によって形成され、学者や教員、作家、記者らを通して植えつけられた住民たちの統一観は、かつては次のようなものだった…

ico_new2.gif北朝鮮―08年食糧危機の実態と背景を探る 5(リュウ・ギョンウォン)リムジンガン
5 一九九〇年代後半の食糧危機との違いと共通点
これまでにも少し触れたが、一九九〇年代の食糧危機は当初、労働者地区と都市で発生した…

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アフガニスタン 伊藤さん殺害はタリバンの仕業なのか?


アフガニスタンで活動する伊藤さん(2004年撮影/ペシャワール会提供)

アフガニスタンで活動する非政府組織「ペシャワール会」の伊藤和也さんが、8月26日に武装グループに誘拐された事件は、銃撃を受けた死体で発見される悲しい結末となった。

犯行グループの正体は?

各報道機関が、イスラム原理主義組織「タリバン」の報道官に電話をして確認したところ、「犯行を認める発言をした」と伝えられている。
http://www.ntv.co.jp/pda/news/117383.html

長年アフガニスタンの復興支援に取り組み、ジャララバード周辺の事情に詳しい「宝塚アフガニスタン友好協会」代表の西垣敬子さんは、タリバン犯行説には慎重な見方をとる。

「今回、事件が起きたダラエヌールは、ジャララバードから車で1時間以上の所で、ペシャワール会の診療所がひとつあり、用水路をつくっている。素朴な田舎で、タリバンの拠点とか、そんな場所ではない。ペシャワール会はタリバン政権時代から、支援活動を続けてきたし、人びとの中に深く入り込んでいた。ペシャワール会を狙う意図が分からない。タリバンの犯行とは考えにくいのではないか。
何か主義主張がある犯行とは思えない。強盗団とかお金目的の事件に巻き込まれたのではないか」

カブールに比べ温暖なジャララバードでは、農業が盛んだ。ケシの栽培も依然として多く、住民の主要な現金収入となっている。(2006年12月/撮影:白川徹)

ジャララバード周辺はどんなエリアなのか

2年前からアフガニスタンを取材してきたアジアプレスの白川徹は、犯行のあったナンガハール州のジャララバード周辺を訪れたことがある。現地について次のように解説する。
 
2006年12月にジャララバードを取材した。ジャララバードはアフガニスタン東部最大の都市であり、治安はアフガニスタンの中でもかなり安定している。
首都カブールでは、バザール(市場)でカメラを出すこと自体、注目を浴びてしまうので治安上難しいが、ジャララバードでは問題なく撮影も可能であった。住民も非常にフレンドリーであり、カブールのような緊張感は感じられなかった。バザールもパキスタン経由で大量のモノが運び込まれており、スパイスや絨毯、服などが所狭しと並んでいた。

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ジャララバードのあるナンガハール州は、アフガニスタンで最大勢力であるパシュトゥーン人が大多数を占め、イスラム教や部族の規律が厳格に守られている地域だ。公用語であるパシュトゥーン語やダリ語を解さない少数部族も暮らしている。

カブールではブルカ(女性が全身を覆い隠すために着る服)を着ない女性も増えているが、州都のジャララバードでは街なかで女性を見かけること自体があまりなかった。

ナンガハール州はパキスタンと国境を接していることもあり、アフガニスタンの通貨のアフガニーと一緒に、パキスタンのルピーが使われていることが多い。パキスタンとの国境はあって無きが如しで、多くの人間がパスポートを持たずに国境を越えている。

私が訪れた2年前は、治安上あまり問題の無い地域であったが、近年のタリバン再興の動きもあり、治安は悪化しているという。また、盗賊がよく出没する地域でもあり、現地のコーディネーターからは盗賊の襲撃に注意された。

現地からの情報が不足していて、現時点ではタリバンの犯行かどうか、断定するのは難しい状況である。      

(構成:アジアプレスネットワーク編集部ほか玉本英子・白川徹)

ジャララバードはカブールと比べても遜色の無い大都市だ。しかし、外国人の数は少なく、宿泊する施設も限られている。(2006年12月/撮影:白川徹)