小倉清子のカトマンズジャーナル〜政党のなかの“国王”
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統一共産党の6人の閣僚が今日、宣誓を受けて入閣することになっていたが、延期された。
マオイスト党内の問題が延期の理由だと伝えられている。何が直接の問題となったのかについては、「内閣の二番目の閣僚をUMLに譲ることで党内が割れた」(BBCラジオ)という報道と、「マオイストの残りの5人の閣僚を誰にするかで、意見が割れた」(Kantipur TVなど)という報道がある。
前者については、すでに「UMLに譲る」ことで決まったと昨日の段階で報道されていたのだが、今日開かれたCentral Secretariat会議で反対を唱えるメンバーが出たということだろうか。
後者については、ジャナジャティや女性、ダリットなどから均等に閣僚を選ぶことで、問題が起こったと言われている。今のところ、バフンが二人(プラチャンダとバブラム・バッタライ)、チェトリが一人(K.B.マハラ)、ジャナジャティが二人(マガルのバーダルと、デブ・グルン)すでに入閣しているが、女性とダリットが一人も入っていない。
人選については、ダハル首相に一任されたとマハラは話していたが、ここにきて、党内の対立が表面化したようで、プラチャンダにとってはあまり良い兆候とはいえない。
ここにきて、さまざまな政党で党内の対立が表面化する現象が起きている。ネパール会議派だけでなく、統一共産党、エカタ・ケンドラ・マサル、フォーラム、そしてマオイスト。国王がいなくなったあと、各政党のトップ・リーダーが“国王”として君臨しだしたことを、元マオイスト中央委員のムマラジ・カナルが今日のKantipur紙で指摘している。
選挙前まではG.P.コイララが“国王よりも権威的な国王”として君臨していたが、その兆候が今、最も強く見えるのが、プラチャンダであるとカナルも警告を発している。マオイストは将来、どんな政党になるのか、今大きな分岐点に立っているのだと思う。





