![]() 平安南道安州(アンジュ)郡にある南興化学工場の労働者アパート。一部に「賃貸」で入っている人もいるという。(2008年6月 ペク・ヒャン撮影) |
朝鮮で住宅が必要な場合、どうすればよいのか?
他の国々では、不動産市場で売り手と買い手が契約を結べばよいことになっているが、朝鮮では事情がずいぶん違う。
形式的には依然として国家供給制による「住宅割り当て」が存在しているが、実際には、住宅を購入するために、不正腐敗の横行する闇市場を介さなければならない。
社会主義を標榜する朝鮮で、共同所有が原則のはずの不動産が、いったいどのように取引されているのか? また、そのような現象は、朝鮮の社会秩序にどのような変化をもたらしているのだろうか?
〈インタビュー〉国家住宅はこうして売買される 1
北朝鮮内部記者 リ・ジュン/聞き手 石丸次郎
二〇〇七年三月、石丸次郎は朝中国境地帯に赴いた。北朝鮮内部に住む記者リ・ジュンに中国に秘密裏に越境して来てもらいインタビューするためである。多岐にわたったインタビュー内容のうち、不動産取引の実態について詳細に語ったものを整理した。
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